パタゴニア/ダウン・セーター(2022)を着て一冬過ごした感想
春「やぁ」
早いものでスギ花粉が飛び始めました。
絶望です。
冬終わるの、はやすぎだろ!
スキー場はまだまだ冬いっぱい。
むしろ積雪量はシーズン最大。
そう、シーズン最大。
つまりこれから先は減る一方ということ。
個人的にはもう半年ほど冬が続いて欲しいですが、残念ながら日本には四季があります。
と、いうわけで。
今シーズンはじめに購入したパタゴニアのダウンセーター。
1シーズン着通した感想をば。
いつ着てた?
12月末から2月までの私の生活は、
・月曜~木曜:仕事
・金曜:仕事or頻繁に有給スキー
・土日祝:雪国(スキー)
以上です。
ダウンセーターの主戦場はもちろん雪国。
場所としてはシーズン券のある妙高の他に白馬、飯山、たまに越後湯沢や会津若松。
この中で1番寒いのは妙高ですね。
寒いといっても氷点下10℃程度。
そういった雪国で過ごした結果、ダウンセーターをアウターとして1番心地よく使える温度帯は、
・静態時:10℃〜氷点下5℃
・動態時:5℃〜氷点下10℃
静態とは椅子に腰かけたり、カメラを抱えたまま立ち止まっている時。
動態は街中を歩く程度の運動量を指します。
逆を言えば、
「気温10℃でちょっとポカポカ気味のときに着ながら歩くのは暑そうだな」
「氷点下5℃を下回って日も出てないときにジッとしてるのはちょっとブルっとしそうだな」
実際着てた状況としては、
・仕事の行き帰り(車通勤)
・スキーの行きから帰って来るまで、ずっと(滑走中を除く)
・家(灯油ケチってるとき)
万能選手ですね。
買ったとき「セーターのように気軽に使えるダウンウェア」としての活躍を期待していたので、狙い通りです。
それと、ダウンセーター着たままラーメンすすっても意外と汚れは気になりません。
漁業用網のリサイクル素材であるNetPlus素材に表地が優秀で汚れが付着しにくく、また質感も大変好みです。
NetPlusにも120点をあげたい。
※補足:レイアリングはウールのインナー、ミドルはフリースやナノエアのような動的保温着、アウターとしてダウンセーター。
最強あったかモードにできるフーディがオススメ
ダウンセーターには「ジャケット」と「フーディ」があります。
よりセーターっぽいのはジャケットです。
一方、個人的にはフーディを強く推します。
理由はこちら、
フードをかぶって、ジッパーを上までグイッ!
完成、最強あったかモードです。
ダウンセーター2022は従来よりダウン増量されているわけですが。
その多くは首周りのボリュームアップに寄与しています。
結果「最強あったかモード」にすると、保温性が異常にブーストされます。
見た目は「アレ」ですが、人目を気にせず保温力を追求したいときには「最強あったかモード」がオススメ。
なので、フーディタイプを激推しします。
雪山登山ではどう?
雪山登山において行動中にダウンを着ることはまず無い。
そんな状況下、ほぼ遭難時くらいです。
主に出番は幕営時。
しかし私のゆるゆる雪山テント泊では、せいぜい氷点下20℃までしか経験したことがありません。
しかも毎回ではなく、年末の北岳(池山御池)、1月の仙丈ヶ岳(長衛)、2月の八ヶ岳(赤岳鉱泉)くらい。
目安として「汗を吸った冬靴が幕内で凍り、油断すると山専ボトルのぬるい湯が翌朝凍りかけてる」温度帯です。
そういった状況でダウンセーターがバリバリ活躍できるかと聞かれると「無いよりマシだけど、そこまで活躍はしない」といった印象。
つまり「保温力のブーストはできるけど、どのみちテントの中では寝袋に包まってるからダウンセーターの有り難みはそこそこ」。
果たしていつまで使えるか
春本番・花粉本番を迎えるこれからのシーズン。
果たしてダウンセーターのタンスインはいつになるのか、見モノです。
ひとまず12月〜2月まで着た感想としては、
「期待以上の活躍度」
「着心地が本当にイイ」
「インナーを重ね着しても苦しくならない、絶妙なフィット」
「汚れが目立ちにくい表地」👈最大うれしポイント
また補足ですが、よく比較されるセリウム(アークテリクス)、またパタゴニアが最近発売したシュガーダウン。
これらはダウンセーターと比べられますが、試着した感想としてはダウンセーターとサイズ感が全く異なります。
セリウム、シュガーダウンともにダウンセーターよりアクティビティ寄りのスリムフィットになっています。
ダウンセーターはリラックスウェアに分類してもいいくらい。
一方「ダウンセーター試着したけど、ちょっとサイズ感大きいな」という方にはセリウムやシュガーダウンが一考に値するかもしれません。
それでは👋