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思考を文章化するのは至難の業
noteのユーザーはどれほどいるだろう。
2020年6月時点での月間アクティブユーザーは6300万人を超えているらしい。
全員が文章を書いているわけではないだろうが、それほどの人口が情報発信をしているわけだ。
私もそのうちの一人であり、毎日1000字前後のnoteを更新している。
とはいえ、実際のところ私は考えていることを文章化するのは苦手である。
ただ書いただけの文
考えることも文章を書くことも私は昔から好きだった。
日記帳にただひたすら考えていることをつらつらと思いつくままに書くので、びっしりと細かい文字で埋められて真っ黒になるのが常。
読み返すこともなくはなかったが、書くこと自体が目的だったので、読むことはあまり意識したことがなかった。
自分が体験したこと、考えたことを書いているのですぐに読み返した時は理解できるのだが、数年経って読むと「一体何を言っているんだ」となる。
きっと自分の思考が変わっていっていることもあるし、文章に書ききれていない当時の状況などがあるから、理解できない。
「ただ書いただけの文」は伝達する能力を欠いている。
思考は一筋縄ではない
思考には奥行きがあるので、出来事やその時に考えていたこと、とった行動などを全て文章で説明するのは難しい。
なにより、自分では気づいていない思考もある。
あとになって思い起こして(無意識に)ストーリーを作りながら書いているのと事実とは異なっていることもあるし、きっと真実は文字に現れない。
思考していることを文章に落としている間も、派生した考えが頭に浮かびながら文章にならないままポロポロとこぼれ落ちていく。
正直、思考は文章のような平面的で一方向へ進むものとは相性が悪いと思っている。
読みやすい文章
基本的に、思いつくままに書いていては読みやすい文章にはなり得ない。
自分の言葉で書く文章は自分目線であって、他者目線ではないからだ。
自分の前提条件や基礎知識が元になって書かれるので、どうしても説明が不足しがちだ。
文章が上手い人は、きちんと相手に読まれることを意識して書いている。
もちろんそれを仕事にしていたり、文章を書くのはそういうものだと認識している人は、スラスラと読みやすい文章が書けるのだろう。
私はあとからまとめたいと思っている
私はライター志望ではない。
ただ思考していることを発信したくて、誰かに届いて欲しくて書いている。
思考はどんどんと流れていってしまうから、まずはこうして毎日思いついたことを書くことで記録に残したいのだ。
そして、それでは他者に伝えるには不十分。
だから私はこのnoteが書き溜められたら、きちんと整理して順序立てて他者にわかりやすい文章にしたいと思っている。
この思考の断片が集合した時、一体どんな思考が生まれるのだろうか。
きっとそこでも文章から漏れる要素が出てくるのだろう。
思考を全て書き表すことはできないが、少しでも正確に伝えることができれば、誰かの助けになると信じている。
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