外出自粛で変わったこと
緊急事態宣言が発令され、外出自粛となり外を出歩く機会が極端に減った。
コロナ疲れというワードも散見され、これまでと環境が大きく変わってストレスに感じている人が多いようだ。
日常生活が変わるということ
最初は、「在宅ワークになったらいいな」程度に軽くみていた。普段からスマホやパソコンに向き合っているし、外出ができなくなることがそれほどストレスになると考えていなかったのだ。
スポーツなどアウトドアな趣味がある人ならともかく、おうちで過ごす事に慣れている人間なら特に問題ないと思っていた。
ところが、いざ自粛期間に入ってみると、今まで過ごしていた過ごし方ができない事に気づく。
個人的には友人と外食にいけなかったり、映画館などショッピングモールが閉鎖されていることが大きな変化だった。自粛になるまでまでは、そうした何気ないイベントとも言えない小さな日常に大きな楽しみを見出していたのだと思う。
在宅ワークは楽でもない
私はシステムエンジニアとして働いているので、客先に常駐している。客先が比較的大きい企業のため在宅ワークへの準備に少し時間がかかったようで(事務的なことや、セキュリティ面で段階を踏むようだ)、4月16日から在宅ワークが始まった。
最初は自宅待機でただの休日だったが、今は在宅でリモートワークをしている。
通勤がなくなり、周囲の目がなくなるなんてなんて快適だろうと思っていたが、在宅ワークをするうちに手放しに喜べる状況でもないと思うようになった。
自宅だと誘惑が多すぎるのだ。
作業に集中できないし、家事などをしながらできてしまうので、どうしても細切れになってしまう。
また、出社しなければできない作業も多いので、どうしても業務が滞りがちになったり、出社している人に負荷が集中してしまうのである。自身が出社した際には定時で帰れなくなる。
リモート会が増えた
外出自粛になって悪いことばかりでもない。
人と接触することができないことから、リモート会が増えた。
各自で食べ物や飲み物を用意して、LINEビデオ通話やZOOM、たくのむといったサービスを用いてオンラインで飲み会を開くのが、今や流行を超えて主流とさえ思えるほど広がっている。
私自身、友人とのリモート会や、ネットで繋がっている人たちとの作業会・オンライン飲み会をした。
友人とはもともと食べながら喋るだけの関係なので、以前と何ら変わりない交流ができたし、ネットで今まで声を聴いたことがなかった人との交流は新たな楽しみとなった。
変化を乗り越える
変化の過渡期こそストレスを感じたものの、悪いことばかりではないと気づいてからはそれなりに復調している。
良い変化も悪い変化も、最初はついていくのに負荷がかかる。戸惑うことも多い。それでも、自分自身が適応できるし、環境もさらにまた変わっていくものだ。
現在のこの状況もいつまで続くか分からない。コロナの収束にはまだ時間がかかるだろう。収束した後の世界もどうなっているのか完全な予測はできない。
きっと、良いとはいえない未来が近いうちに訪れるだろう。しかし、それもまたきっと乗り越えられる。
今ある状況で変えられるもの、変えられないものをしっかりと判断し、少しでも自分が楽しく過ごせる道を探すのが、自分およびその周囲を守ることになるはずだ。