英語技能試験でしか語学力を判断出来ない国、それが日本なのかもしれない
よくウェブニュースで見る、【小学○年生で英検1級合格!】とか【史上最年少でTOEIC満点!】みたいな記事を読むとなんだか切なくなる。
だってこれらのテストは、単に英語の語学力以外にも、ビジネスマナーや専門用語も網羅されているから。
子供の頃にそんなもの必要ないのに、そのテストのためにどれだけ英単語やフレーズを入れることが出来るかが、そんなにも評価されるべきなのか…と。
子供の英語力を図りたいなら、大人と同じテストを受けるのではなく、ほかのやり方があるはずなんだけどな… (ふわふわ)
そもそもの各英語技能試験の構成目的を理解しているかとか、が大事なのかな。
一生懸命試験対策をしても、その後一生使わない知識を入れかねないし。
私の話だけど、数年前に英検の1級と準1級のどっちを受けようか考えてた時、英語ネイティブの友人にそれぞれの過去問を見せたら、
「Eriは今の英語力よりステップアップするために受けるんでしょ?そしたら1級の語彙はネイティブでも一生使わない単語ばっかだから実用性ないよ。準1にしときな。」
ってアドバイスを受けた。
この言葉を聞いた時、私の受験目的がはっきりしたのを覚えてる。
「そうか、私は単に新しい単語を使えるようになりたいだけじゃなくて、無駄なものは覚えたくないんだ!」と。
(あっ、ちなみにこの時結局準1級を受験して、後数点で一次試験落ちた私です。しくしく)
自分の中で何を学びたいか、学ぶことで何を達成したいか、目的達成のためにしなくていいことは何か、
そんなことが明確になれば、テストスコアが上の人みんながすごいとはならないはず。
でもまあ、表面的な指標ほどわかりやすいものはないから、きっとこうやって高スコアをとることでしか、人を評価出来ないのが、今のこの国のしくみなのかもね。(知らんけどw)
特に国民のほとんどが純ジャパの日本語モノリンガルのだと、英語っていう技能はもはやテストの点でしか測れんってことか… 例えそのテストの目的が受験者ごとに合ってる合ってないは別にして。
(´・ω・`)