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Aerosmith 50周年・未公開ライブ配信中

久しぶりにAerosmithで、反応したのは「未公開ライブ」という事で取り上げます。

Announcing: 50 Years Live! From The Aerosmith Vaults

5週に渡っての配信という事で、70、80、90、00、10という年代順に、50周年の各時代から未公開のライブとなっております。予告映像からもカッコいい箇所を取っての編集に、「これは見ておかないといけない」的な使命感を感じてしまいます。


1973年『Aerosmith(邦題:野獣誕生)』でデビューした、Aerosmithですが、結成50周年。かなり息の長いバンドで、各世代ごとのライブ配信ができるほど、アルバムもライブ・ツアーもコンスタントに行なっています。

1974 Midnight Special TV Show


早速、各公演について書いていきます。


●July 29: Live From The Summit, Houston, TX, 1977 (Draw The Line Tour)
日本時間7月30日(土)午前4時

Aerosmith - Live at the Summit, Houston, TX (June 25, 1977)

既に1977年のライブは配信を終わってアーカイブです。見ていますが、めちゃくちゃ、泥臭く、渋くてカッコいいです。


1977年のAerosmithというと、アルバム『Draw the Line(ドローザライン)』を発表。日本ではオリコンチャート初のトップ10内、第9位と大ヒットし、日本にも初来日をしました。

1977年Houstonのライブ会場では当時のビッグバンドの多くがライブを行なっており、ちょっとしたロック通なら「あ」と思う会場かと思います。

背景としては、この頃には、70年代ロック黄金期が崩壊を始めた頃になり、ロックバンドが大きくなりすぎ問題、「ビッグバンド」への逆風が始まります。Aerosmithも例外ではありませんでした。

1978年の「California Jam II」ではヘッドライナーでしたが、このライブは記憶ですが、酷評でした。さらに、Peter Frampton、Bee Geesら主演の映画「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に出演しましたが、映画は大酷評。当時、Peter Framptonがメインで叩かれていましたが、Aerosmithもついでに叩かれていました。

「Come Together」の演奏は悪くないですが、映画がロックオペラ風で一般受けしなかったから?


こうして、1979年に、色々な問題から、Joe Perryの脱退、1981年にもBrad Whitfordも脱退してしまいます。

1973年のデビュー作以降、2作目からのAerosmithのセールスや人気は破竹の勢いで、4作目の『Rocks(ロックス)』あたりが、第1期黄金期と言われています。『Rocks(ロックス)』は、全米3位、日本でもオリコン13位。特にビルボードのチャートランキングでは同時期のKISSQUEEN越えでした。

このシマシマのスーツがいっときトレードマーク、2人での1本マイクのコーラスがカッコいい

やや後発感のあるAerosmithでも、多くの70年代のバンドと共に過激なPUNK・New Waveのバンドの勢いにさらわれ、この1977年以降、低迷期となります。しかし、突発的な過激さからは徐々に人は離れ、一般的な人達は新たな音楽ブームに向かいます。(A.O.R.やニューロマなど)

脱退していた、2人もバンドに復帰し、レコード会社も大手メジャーのゲフィンに移籍します。

こうして、1986年に突如、人気RapグループのRUN D.M.C.とのコラボ「Walk This Way」が大ヒットし、"オワコンとまでいわれた"Aerosmithの転機となります。

JoeStevenRUN D.M.C.のMVに登場し、RAPバトル・バンドバトルをし、最後は4人仲良くという楽しい演出は、組み合わせも新鮮でしたが、「エアロ、気さくで良い人じゃん」説となったのも大きいです。

懐かしい、、出演してくれている上に、演技もと、好感度アップです

「まだまだ、エアロいけるじゃん」と誰もがAerosmithに期待となった、翌年の1987年発表の『Permanent Vacation(パーマネント・ヴァケイション)』から「Angel(エンジェル)」、「Rag Doll(ラグ・ドール)」が大ヒット。泥臭さが消えて、垢抜け感と、相変わらずの妖しさが出た感じです。

そして、『PUMP(パンプ)』からの「Love In An Elevator(エレヴェイター・ラブ)」は、レコードも売れましたが、MTVのプロモーション力によって、日本でもラジオ・TVよりもMVへと注目が変わり、日本から時差がなく、バンド活動の情報が流れてくるようになります。


この時にライブはこれ。

●August 5: Live From The Capital Centre, Landover, MD, 1989 (Pump Tour)
日本時間8月6日(土)午前4時

日本でも1988年に「Permanent Vacation Tour」、1989年には「Pump Tour」で来日します。

Permanent Vacation Tourのステージはこのセットでした

Permanent Vacation Tour」は2度目の来日公演ですが、これを私は観にいきまして、本当に良かったです。最初から飛ばしっぱなしで、マイクスタンドを持って走るパフォーマンスも最高でした。(他にも見どころありますが)

この来日までは、Aerosmithは2度と観れないと思っていたので(それくらいバンドの低迷がすごかった)、このライブを観た時、涙が出そうになりました。

なので、来日が発表される前には、某WAVEでヨーロッパ製のレコードを発見しまして、もう日本で観れないからと、The CUREのと共に怪しいコンサートライブアルバムを購入してしまいました。(当時、これは何なのか知りませんでしたが、これはと思って買いました。いつもの文句は当時の某WAVEに言ってください。)

今にして思うと、結局、日本公演観れたで、このレコード買うんじゃなかったなーとも思いました。The CUREも日本にはもう来ないと言われてましたが、もっと後に日本に来ましたし、、。(その時「ロバートのやつ!」って散々、怒りました。唯一、Televisionだけがバンドも解散して、再結成はしましたが、あまり。つまり3枚購入されたということですね。すみません)


どうでもいいのが長くて、、すみません。続いて、、



●August 12: Live From The Coca-Cola Star Lake Amphitheatre, Pittsburgh, PA 1993 (Get A Grip Tour)
日本時間8月13日(土)午前4時


1993 MTVのスタジオライブ

アルバム『GET A GRIP(ゲット・ア・グリップ)』は全米チャート1位、有名な、アリシア・シルヴァーストーンの3部作「Amazing(アメージング)」「Cryin'(クライン)」、「Crazy(クレイジー)」のMVは人気でした。

誰もが「ジョー様がぁ、危ない!」って思いましたよね?(ないない)

私は「Amazing」より、「Livin' on the Edge(リヴィング・オン・ジ・エッジ )」の方が良かったです。この時、グラミーもバンドは受賞しています。写真の順番は文章と逆ですが知っててやっています。

アリシア・シルヴァーストーン、可愛いです

とはいうものの、00年近くになると、派手なMVも終焉となって行きます。「作られた映像」にも飽きてきたのと、2000年時代が近づくにつれ不安と期待の混ざる世界となり、ロックよりもダンス系ミュージック、インディー・カレッジに向かう人々が増えていき、ロックそのものが聞かれなくなります。



また、米国で2001年同時多発テロ事件があり、米国の事件が日本のTVでリアルタイム中継と、世界が「お茶の間」で見られる時代へと進みます。

日本でも洋楽バンドの枠を超えて妙に人気者となり、お茶の間レベル、"タモさん"とStevenがTVで喋ってる的な、ごくごくふつ〜っぽい感じになりました。

「たい焼き」好き! 2001 Japanese TV show

この頃には、映画『アルマゲドン』(Armageddon)の大ヒットでサウンドトラックの「I Don't Want to Miss a Thing(ミス・ア・シング)」が大ヒットします。

この曲は日本人も多くカバーしていて(伊藤由奈さん、青山テルマさんなど)、そのせいもあってか、この曲はご存知の方が多いと思います。




その、日本では「お茶の間」に浸透したAerosmith。その頃のライブが予定。


●August 19: Live From Comerica Park, Detroit, MI 2003 (Rocksimus Maximus Tour)
日本時間8月20日(土)午前4時

この時代の映像はあまりないです。日本には2002、2004年と来ており、このライブの翌年のPOCARI SWEAT BLUE WAVE THE ROCK ODYSSEY 2004にヘッドライナーとして登場します。B'z稲葉浩志さんもこのイベントに出演し、単独では初という話題だったような記憶です。

ROCK ODYSSEY 2004より、「猛暑」が腕に、、
ROCK ODYSSEY 2004より、「ホンキン」とは?


(予想以上に長くなってきた)


それから10年経つと、「たい焼き」とか解散ってあったなーとか、思いつつ、「スッキリ」にもSteven単独で登場していた時もありました。

本当にたい焼き好きなのかな?無理して食べてない??本当に好きならいいですけど。

Stevenが日本のカラオケにやってきて、ファンと熱唱するとか、そんな時代だった気がします。ほっこりしてしまう人情エピソードが日本でも!な感じでした。

HIKAKINともライブをやっていたのを思い出しました。

まだHikakinが今になってない頃

とりあえず、Aerosmith、いい人達です。


ネット時代のAerosmithの「ふれあい」ライブがこの時代

●August 26: Live From Arena Ciudad de Mexico, Mexico City, 2016 (Rock ‘N’ Roll Rumble Tour)
日本時間8月27日(土)午前4時


2021年ごろのライブの様子

ここ最近では中南米ツアーをしているようです。流行り病の関係で、日本には来ていただけない状況です。

そんな中、YOUTUBEでは公式で動画を始め、音源などアップしているので、色々気になる動画もあります。

1984 MVですが、2021 リマスターされました。

このMV 、初めてましたが、1984年ゲフィン時代になります。脱退していた2人が戻ってからのMVです。2021年リマスターされました。


まとめ

Rolling Stonesもライブ公演は数が多いと思いますが、Aerosmithもかなり多いと思います。50年分を簡単に書くのは難しいですが、最後は「たい焼き」になってしまうのは、なぜなのか。

音楽的には70年代初期、80-90代、90-00年あたりが、いいかと思います。ここ最近はやや不明ですが、他にも編集盤も多く、ライブ盤や、映像作品も結構、あります。どうやら集大成のBOX SETみたいなのがリリースされるそうで、そのアナウンスもYOUTUBEにありました。

各年代の未発表ライブが見れるのも、そうそうないと思いますので、気になる人は来週以降もチェックしてみてください。



最後に、この映像の中で、気づいたシーンがありましたので紹介します。

1974 Midnight Special TV ShowのDream On

1974年のMidnight Special TV Showの「Dream On」ですが、「Come Back to You」で、Stevenがカメラに向かって指差しをします。これって、Daivd Bowieが1972年、BBCT.O.T.Pに出演し「Starman」で「so I picked on You」の歌詞で、カメラに向かって指差しをしますが、「ややや、Stevenもやってんなぁ〜(ゆっくり風)」と思いました。

TVに出演した時に「カメラに向かって指を差す」パフォーマンスは良い前兆となります。どきどきしてしまう、王子様のような素敵なパフォーマンスは大事です。



長くなってしまいました。最後に、手短に私からのインフォメーションです。


他にもエアロスミスの記事を書いています。(追加:2023年1月6日)




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次回の予告は、レギュラー記事としてBlack Metal・BehemothMVレビューです。


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