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We're An American Band
本日は1970年の「We're An American Band」のGrand Funk Railroad(GFR)を紹介します。
メンバーシップに70年代のバンドの記事を書こうと思っていたので、試しということで、今回は70年代のバンドの記事を書いてみます。
Grand Funk Railroad(略称GFR)は1969年に『On Time (邦題:グランド・ファンク・レイルロード登場 ) 』でデビューします。主要なメンバーは以下。
Don Brewer - ドン・ブリューワー (,ds)
Mark Farner - マーク・ファーナー (vo & g)
Mel Schacher - メル・サッチャー (b)
この3人だと思っていると、ほぼ今回の話はOKです。
GFRはデビューアルバム発表後にLed Zeppelinの米国ツアーの前座でしたが、歌と演奏力が素晴らしく、米国のオーディエンスが大熱狂をし、ツェッペリンを食ってしまったという、伝説その1を作り上げてしまいました。
これがなんで凄いことかというと、Led Zeppelinはその当時、世界No.1のハードロックバンドに君臨していた王者でした。
この時代には、The Beatlesはライブ活動はやめており、Rolling StonesもBrian Jonesが亡くなる、Altamont Free Concertでの事件など、そのタイミングでLed Zeppelinはファースト、セカンドアルバムをリリースし米国でコンサート活動を敢行する、まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」という時代だったところに、GFRの登場でした。
こうしてGTRの評判は日本にも伝わり、レコード会社も「レッドツェッペリンもぶったまげたゴキゲンなサウンド!」とシングル盤のコピーにしました。しかし、GTRの「Heartbreaker:ハートブレイカー」という曲に「レッドツェッペリン、ぱねぇ!」みたいなコピーつけるって?と思った人達には朗報です。収録アルバムの『On Time』は8月、『Led Zeppelin II』は10月にリリースされていますので、本気の「ぱねぇ!」ではなかったようです。
さらに、日本では入れ込みがパンパなく、GTRは70年代前半、最強のアメリカンバンドだと語り継がれている理由に「雨の後楽園コンサート」があります。
1971年になると、日本では洋楽ロックバンドが来日の頻度が増えます。Pink Fyoldの初来日であり、日本のWoodstockとまで呼ばれる箱根アフロディーテフェスティバルや、Led Zeppelinの初来日公演など、70年代ロックファンには「ロック元年」と言われ、GTRの初来日コンサートも熱狂的な日本のファンが大注目でした。
場所は7月17日後楽園球場、GTR登場前には看板が風で吹き飛び、バンドが登場した時は雷と強い雨、さらに雹まで降ってきた上に、観客が外野スタンドまで当日券を持った人達がなだれ込み暴動になるのでは?などと大惨事になるかも状態でも、中止にせず、終演時間になってバンドが登場。
その間の観客の盛り上がりと、登場したメンバーのMark FarnerのテンションMAX状態での演奏。激しい雨の中、3万5000人が大合唱し、PM10:40ごろに演奏が終了したそうです。
大雨の中という状況で、感電しそうとか、大惨事にならずによかったです。(時々、ロックコンサートでは悪天候でも演奏することがあります。)
そんな伝説を日本で残した、GFRも1972年にはGrand Funkと改名し、翌年1973年に、Todd Rundgren(トッドラングレン)のプロデュースの7枚目のアルバム『We're an American Band(アメリカン・バンド ) 』を発表。同名シングル曲は全米1位を記録する大ヒットとなります。
Grand Funk Railroad - We're an American Band (1973 Studio Footage)
この映像、アメリカーって感じです。
Craig Frost - クレイグ・フロスト (Key.)がメンバーとして参加しており、当時、発売されたアナログレコードのジャケットはGOLD、盤面もGOLDっぽい薄いクリアビニールで、レーベル部分の注意書に「フル・ボリュームでお聞き下さい」と記載されていました。※日本盤は黒色です。
このGOLD仕様のアナログは、、ご想像通り、持っていました。
この『(We're an) American Band』は、Grand Funkの代名詞となりました。またその後のHRのバンドでも多くカバーされています。
Rob Zombie - We're An American Band
こちらはRob Zombieのカバーです。MVも公式で公開しています!
この後、「The Loco-Motion」のHRカバーなどでもヒットしましたが、1976年にバンドは解散します。
「We're An American Band」
We’re an American band
We’re comin’ to your town
We’ll help you party it down
ウチらアメリカのバンドよ!的な歌詞で、ノリノリです。ToddのPOPな感じが、曲の中にも感じられていまして、キーボードも軽快です。
2022年の現在メンバーは以下の5人でツアーも行うなど、活動中です。
Tim Cashion、Max Carl、Mel Schacher、Don Brewer、Bruce Kulick
今日はここまでです。
「芸術の秋」です。10月は #noteクリエイターフェス に参加しています。
最後にメンバーシップも始めています。
明日も宜しくお願いします。
ご清聴ありがとうございました!
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