くるるの経過報告と腸活サプリスタート
ご無沙汰しております。さくです。
前回の更新から長らく日が経ってしまいました。
色々バタバタすることもあり、トラブルもありで忙しくしておりました。
さて、今回はくるるのアレルギー性皮膚炎の経過と今後の対応について。
手作り食を始めてから早半年は経ちましたが、現状くるるはどんな感じなのか。そして、今のくるるの状態を踏まえて今後どうしていくのか、お伝えしたいと思います。
現状
アレルギー性皮膚炎を少しでもやわらげたいと、手作り食を初めてみて早半年。
くるるは薬を全く使わなくても良い状況になりました。
手作り食を始める前は、多くて週に二〜三回、少なくても二週間に一回は処方された痒みを抑える軽めのお薬をあげていました。その場その場の判断となりましたが、あまりに痒そうにしていた時はお薬をあげる、といった感じでした。
それが今や、全く薬は必要なくなりました✨
でも、痒みが治ったわけではありません。
たまに目の上は痒がるし、お腹やお尻あたりは人間が少し触るだけでとんでもない勢いでガジガジしようとします。
だからまだまだ、できることはあるはず。
でもまずはこうしてお薬が必要ない状態にまでなることができて、とても嬉しいです。
今後のこと
現状を考えて
さて、そういった今の状況を踏まえて、今後どうするか。
先に結論をお伝えしますと、かかりつけの獣医師さんからおすすめされた乳酸菌を利用した腸活というものをやってみよう、ということになりました。
くるるの手作り食開始から半年が経って、色々と考えました。手作り食で薬は必要無くなったものの、まだ痒みは抑えられないまま。
そろそろまた何かを変えるべきなのかもしれない。何かを試してみる時期かもしれない。
なにを変えてみようか?
猫砂が合わないかも?ストレスを感じにくい部屋作りを目指して何かセッティングした方が良い?
周りの音は大丈夫?気付かぬうちにうるさくしていない?
手作り食も半年経ったしそろそろ他のご飯に変えてみる?
なにがくるるのアレルギー皮膚炎の原因となっているのか。
現状を考えてみました。たくさんたくさん考えました。でも、何から手をつけて良いか分からず。
とりあえずまたアメリカの栄養管理士さんに相談してみようか。彼女と話してそんなことを思っていた時に、とあることから腸活の存在を知り、試してみることにしました。
乳酸菌による腸活を始めよう
乳酸菌による腸活を知ったきっかけ
きっかけは、くるるの目から涙が出ること、目ヤニがよく出てくること、瞼が少し腫れていること、それが長らく続いたことからかかりつけの病院へ診せに行ったことでした。
一回目は、目薬をもらって帰宅。
投与して少し良くなるも、なかなか完治とまではいかず。
二回目、診せに行った時にタイミングよく、目について詳しく診てもらえました。どうやらそのかかりつけの病院には眼科専門の獣医師さんが居るらしく、色々と検査をしてもらい…
結果、目に傷はなく(とても綺麗だった!)眼球自体は問題ない。もしかしたらヘルペスウイルスによる症状が出ているか、なんらかの原因によってアレルギー症状が目に出てきているのかも、とのことでした。
それで、これからの対応をどうする?となったのですが、その時に説明されたのが乳酸菌のサプリについてで。
簡単に説明すると、
乳酸菌による腸活を行うと皮膚病に改善が見られる可能性があることが分かってきている
目に対する(目の健康をサポートする)乳酸菌とアレルギーに対する乳酸菌は種類が違う
今回目に対する処置を行うよりは、アレルギーに対する処置を行った方が目の症状が良くなるかもしれない
とのことでした。
ちなみにその眼科専門の獣医師さんが、今回から始める乳酸菌導入を、目に対する乳酸菌よりもアレルギーに対する乳酸菌の導入の方が良いかもしれない、と判断したのには理由が二つあります。
ひとつは、くるるの目に腫れがあったから。
どうやらヘルペスウイルスによる症状に「目の腫れ」はあまり無いようでして、そこからアレルギーに対する処置を行ったほうが効果的ではないかと判断しました。
もうひとつは、くるるの目に症状が出て、一回目に病院に行った時に処方された目薬がそこまで効かなかったから。ヘルペスウイルスの菌が増殖することを抑える目薬だったのですが、それを投与しても大きな効果はありませんでした。
ということは、くるるに元々あるなんらかのアレルギーによって目に症状が出ているのではないか、と眼科専門の獣医師さんは考えたというわけです。
ということで、上記二つの理由から今回はアレルギーに対する乳酸菌投与をすることになりました。
乳酸菌による腸活とは
話を戻しまして、乳酸菌による腸活について。
眼科専門医の方からのご説明と、いくつか病院から資料をいただきまして、それに目を通して分かったこと。
【人間の腸について】
腸活とは、食事やサプリメントを通して腸内フローラを整えることで腸内細菌の多様性を高めるアプローチのことである
腸は体の免疫を支える大きな存在であり、この腸の活動を支える「腸内フローラ」は脳や心臓、腎臓などの他の活動に大きく影響する
オリゴ糖や乳酸菌などは腸内フローラのエサとなる
腸内フローラが乱れると免疫を調整する機構が破綻し、アトピーやニキビなどの皮膚トラブルを起こしてしまう
【犬や猫の腸内フローラについて】
犬や猫も人間と同じく、腸内フローラのバランスが健康維持に関わっている可能性がある
犬アトピー性皮膚炎を対象に腸活介入をすると皮膚症状が軽減したりステロイドなどの減薬ができる可能性がある
優れた乳酸菌とオリゴ糖を配合し健康を維持することで、犬や猫のすこやかな皮膚を守れる可能性がある
ということです。
人間の腸についてはすべて事実記載となります。
犬や猫の腸活については、可能性レベルの話です。
それでも実際に、アトピー性皮膚炎の症状のあった犬に対して、ケストースとパラカゼイ乳酸菌を一緒に摂取したことで症状に効果があった、との論文も出されています。
↓
【Clinical effects of combined
Lactobacillus paracasei
and kestose on canine atopic dermatitis】
https://journals.pan.pl/Content/126667/PDF/14%20_%20Kawano.pdf
皮膚トラブルのためのサプリメント
事実として腸活は人間の身体に対しても良い働きであり、犬に対してではあるけれど実際に乳酸菌を使用した処置で犬のアトピー性皮膚炎に効果があった、との事例もある。
それなら、うちのくるるにも是非試してみたい。
ということで、かかりつけの獣医師さんから案内されたのが選び抜かれた乳酸菌やその他成分を含む、皮膚トラブルに対するサプリメントでした。
その名も「FINAL ANSWER」
皮膚科診療に向き合ってきた獣医師さんが作ったサプリメントです。
詳しくはこちらをご覧ください↓
【FINAL ANSWER 公式サイト】
皮膚の恒常性を維持することを重要視して作られています。
ちなみにこのサプリメントを動物病院で取り扱うには、その動物病院に所属する獣医師が、開発者の獣医師が作成した「皮膚科のスタンダードを学べるプログラム」を修了する必要があります。
獣医皮膚科およびプレバイオティクス/プロバイオティクスの原則原則を理解していない獣医師にはこの製品を使いこなすことは難しい、というのが理由だそうです。
私たちは、たまたまこのプログラムを修了した獣医師のいる動物病院に通っていたので今回このようにFINAL ANSWERを紹介していただくことができました。
ある意味、ラッキーだったと思います。
乳酸菌×腸活に望みを託す
正直、腸活と聞いて、乳酸菌と聞いて、ちょっと半信半疑でした。
実は元々私たちは犬/猫の腸活について調べて知っていたのですが、そこで見つけたサプリは今回購入したサプリとは違うもので、なかなか信ぴょう性もなくて。
だから尻込みしてしまっていました。
だけれど今回こうして、ちゃんとした獣医師さんにちゃんとしたサプリメントを紹介いただいて。
きちんと安全性の分かっているものだし、獣医師さんから紹介いただいたものなのだから、折角だから試してみよう、となりました。
まず試す期間は三ヶ月。
量を調整し、くるるの様子を見ながら、定期的に動物病院の先生とも連携をとってサプリメントを使っていきます。
最後に
くるるやおにぎりが何不自由なく心地よく暮らせるように、今後も色々と試行錯誤していきます。
取り急ぎ今はくるるのアレルギー症状を少しでも緩和するために!
新しい概念の『乳酸菌×腸活』というものにほんの少し期待しつつ、またこれからも自分たちにできることを頑張っていきます。
この記事が、同じように猫/犬のアレルギー性皮膚炎に悩んでいる方の参考になることを願って。
引き続き、よろしくお願いいたします。