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【note版】さすがはフランス語圏、美食の国ベルギー
イギリスに来て初めて向かった国外旅行先は、ベルギーでした。なので、まだ記事用の写真も撮り慣れていなく(執筆自体は去年のです)、縦とか見にくい&そもそも撮影枚数がもともと少ないです😅
ドイツと並ぶビール大国なだけあって、ベルギービールは飲みやすい味で気に入りました。お土産用のロゴもかわいい❤️
※以下は他媒体に掲載中の記事から転載(自著)した、過去のものです。noteには私の個人的な記録として一部割愛、再編集(くだけた文調や写真のキャプション、絵文字など)したものをお届けします。フルバージョンの原文はこちらを参照ください(2022年12月15日執筆分)。
日本と同じ島国ではあるものの、海を越えて国際特急電車、ユーロスターがあるので大陸欧州圏もかなりご近所感覚。ロンドンの発着駅セント・ パンクラスから車内に乗り込むと、わが家と同じような4人組の別の家族が乗車してきた。これからいざ、「楽しい旅のはじまりはじまり〜!」といった様子で、子供も親もウキウキしてた。
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が、しばらくするとなんだか様子がおかしい。夫婦であたりをキョロキョロ見回し、緊迫した不穏な空気が漂いはじめた。しまいには床に這いつくばるありさま。
明らかに「アレ」だ。私たちも一緒になって探したが、透明の「アレ」を見つけるのは至難の業ということを私自身、よく知っている──床に落としたコンタクトレンズを探すのは、かなり、難しい。
落としてしまった張本人の母親は、パニックになって顔を覆い、ついには泣きだしてしまった。まだ旅は始まったばかりだというのに、帰り道ならまだしも、これから行く先々で観るものすべてが薄ボンヤリしてしまうのだ。絶望的な気分になるのもよくわかる。ついさっきまではしゃいでいた子供たちはすっかり静かになり、気まずそうにゲームを始めた。
途中フランスのリールという町を通るのだが、本当にフランスまで、あまりの近さに驚いた。知り合いのフランス人一家が、いつも帰省するときはフェリーと車だと言っていたのにも納得だ。
ロンドン出発から2時間強、ほぼ定刻通りにブリュッセル南駅へ到着した。宿に荷物を置いてまず向かったのが、1998年に世界遺産に登録され、ベルギーで1番人気の観光名所「グラン・プラス(トップ画像)」。中世の建物に囲まれた石畳の広場で、もともとは市場の開かれる場所として栄えた。
そのためか、絵描きが作品を広げていたりと、なんとなくマーケットっぽい雰囲気アリ。ちょうどビール博物館があったので、さっそく入って駆けつけ1杯。とても小さいので映像と資料の展示をほんのちょこっと見たら終わり、記念すべき本場での初ベルギービールを飲みに入るようなもんだ。
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本場といえば、ベルギーはチョコレートも有名だ。日本でも大いに知られている、かのゴディバチョコのお店の前でもしっかりパチリ。そして広場から少し離れたところにあった、これまた小さなチョコレート工場も見学。着くなり早々「ベルギーっぽいこと」を、もうこんなにもしてしまった。
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シーフード屋台で食べた、海鮮スープにタップリの削りチーズとバゲットもおいしかった。フランス語圏でもあるベルギーは、イギリス住民からしたらうらやましい、美食の国でもあるのだ。
ブリュッセル中心部の東側、シューマンにはヨーロッパの主要な機関が多く置かれているが、EU本部もあり、迫力のある変わったデザインの建物の前に、3本の欧州旗が風にはためいていた。
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チョコレートの国のなかでもとりわけ甘い香りを漂わせ、いたるところにチョコショップが軒を連ねるのが、「チョコレートの町」ことブルージュだ。翌日は、この中世の風情が残る小さな運河の町、ブルージュに小1時間かけて電車で移動した。
ここでもやはり石畳の道が広がり、ヨーロッパの街並みそのものだ。ひときわ高い尖塔がシンボルの聖母教会を目印に、チョコレート屋めぐりをし、お隣さんへのお土産も無事ゲット。
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と、ここまででベルギーの名物がかなり豊富にあることを知ったわけだが、なかでもそのひとつにムール貝を挙げる人は少なくない。なんでもベルギー人のムール貝好きは相当なものらしく、「ムール貝の白ワイン蒸し」はイチオシなようだ。たしかに、テラスで食事している人たちが頼んでいるのはバケツいっぱいの黒いムール貝という場合が多かった。
この日の夕食は、間違いなくこの料理でキマリだ。ベルギービールとの相性も抜群で、貝の山を前に黙々と殻を外しながらチビリ、剥き身を食べる、チビリ、いや、ゴクゴクか。
あぁベルギーよ、小さなキミ(←またいつもの悪い癖、失礼・・🙅♀️)が、こんなにも幅広く引き出しを持っているとは知らなかったよ。近くておいしい体験が、たくさんできた小旅行であった。
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