さらなる単価アップ
3カ月後の下落から、
色んな理由付けでにはなりましたが、
¥500の単価アップとなりました。
もちろん、それで安泰なわけがありません。
カット¥3000の時よりは、少しリカバリーとはなりましたが、
上昇させるための宣伝費が出ません。
既存のお客様にお一人でも多く引き続きいらしてもらうためには、
据え置き価格でのスタートは、もちろん良かったし、
そこからのソフトランディングでのゆるやかな上昇が、ダメージは最小限なのかもしれません。
しかし、その線引きが圧倒的に低すぎました。
オープンの真新しさで、アーリーマジョリティの方々がいらして残る時に、
新価格で定着できてれば、ここまで苦しまずにいけたかと。。。
ですから、既存の方は期間を決めて据え置きで、
新規の方は新価格でスタートできていればよかったとの反省です。
そこから、半年はカット¥3500のままがんばりました。
しばらく、カット価格をいじるのは無理だと思うので、
私が考えたのは、トリートメントの価格でした。
取り扱いのトリートメントがバージョンアップをしたため、
使用量も上げて、それらを理由にトリートメント価格を
¥1000アップいたしました。
当店の場合、トリートメント率が高いので、そこでさらに平均単価は、
¥6500→¥7300に上がりました。
もちろん100%の方がトリートメントをしていたわけではないので、
この結果でした。
やっと、全国的に平均的な単価となったと感じました。
しかし、このままでは。成長は平行線。
撤退はなくとも、成長はない。
その時代でも既に成熟市場、成長ない=衰退だと思います。
何もしなければ、終わりだと感じました。
ひたすら、コストをかけない集客活動となると、
当時は、今ほどSNSが熱くないですから、
紙のポスティングとなります。
ダイレクトレスポンスマーケティングを活用しました。
DRMについては、ググれば山ほどでてきます。
本気になれば、一人でも山奥とかではなければ、1万枚ぐらいは
撒けるものだとわかりました。(真夏と真冬はキッツいですけど)
運動以上に、改めて街の生活感というのが身体で感じられます。
今ではコスパも効率性も悪い紙のチラシですが、
実は、その少ない反応率でのお客様は、めっちゃ上質であるというのは、
私が言うまでもなく、ご存知だと思います。
その上質のお客様との出会いのためなら、今でも5時間かけて5000枚はいけると思います。
ただ、もうこのご時世、
少なくとも、自分でのポスティングは、逆に時間も予算も余裕がある状態で、半分運動とその街を知る意味で行う価値の場合に有益とはいえると思います。
ポステイング業者に委託すれば、当然反応率が下がれど、
経営者の時間は、めっちゃ貴重ですから、半日ポスで終わるのは、
やはりもったいないです。
その当時は、それしか道がなかったので、ひたすら撒きまくりました。
少しずつ認知されはじめ、2年目には
「最近できたの?」と新規の方に聞かれることはなくなりました。
しかし、そこで起きたのは3.11でした。
次回に続きます( ^^) _U~~