苦楽を共にする出会い
それからその子たちはライブに来なくなり、私は残った。
他に残っている子はいたけれど、そこまで深い関わりはしなかった。
高校2年生のとある日、いっものようにライブハウスに行った際に、いつも一緒にライブを見てた子が「あの子に声掛けようよ」と言った。
それが私の決定的な出会い。Yちゃんだ。
この子とはこんなに仲息くなろうともその時は全く思っていなかった。
いつもみたいにライブで時々話す程度の子だろうと思っていた。
その出会いのライブの後、どういう流れだったのかは覚えていないが非常に仲良くなった。
LINE でのやり取り、ライブ後の時間、Yちゃんと時間を共にした。
通っていたバンドのファン同士が揉めた時、バンドマンとのゴタゴタ、全てYちゃんが居たらなんてことなかった。
ライブが断然楽しくなっていた。
私もYちゃんも欠かさずライブに行っていたから、常連になりメンバーからの扱いも良くなる。
そりゃああれだけのライブ本数と物販で購入していたら扱いも良くなってもらわないと困るよ…とも少々思うが。
私は大学受験、Yちゃんも進学について色々と起き、しばらく会えなかった時も常に連絡をとっていた。
学校もYちゃんと会える日を楽しみに考えていれば頑張れる気がした。
事あるごとに私たちは誓った。
幸せになろうね。