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「恋せぬふたり」とCHAI

最近テレビドラマを多く観るようになった。今期は「鎌倉殿の十三人」「ミステリという勿れ」「恋せぬふたり」を観ている。どれもおもしろく、次週の展開が気になるドラマばかりであるが、とくに「恋せぬふたり」は良ドラマすぎる。

番組概要は以下のとおりである。

(NHK HPより引用)https://www.nhk.jp/p/ts/VWNP71QQPV/

岸井ゆきの×高橋一生 W主演
―――恋愛しないと幸せじゃないの?
人を好きになったことが無い、なぜキスをするのか分からない、恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性に訪れた、恋愛もセックスもしたくない男性との出会い。
恋人でも…夫婦でも…家族でもない? アロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活は、両親、上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく…。
恋もセックスもしない2人の関係の行方は!?
※アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。

第3話で印象的なセリフがあった。

高橋一生が演じる高橋羽(さとる)が悩む咲子に放った一言である。

なら、納得も理解もしなくていいんじゃないですかね。ただ、なんでこういう時って「こういう人間もいる」「こういうこともある」って話終わらないんですかね。

この考えは、アロマンティック・アセクシャルに限った話ではない。

すべての人間関係においてあてはまる話である。

私自身、自分の価値観や正義をどこかで相手に強要してしまう節があった。

そのことで知らないうちに相手を傷つけてしまった経験が何度もある。

たくさん失敗したり迷惑をかけることもある。でも、それは悪いことではない。

だが、生きていく中で、人間関係において相手を尊重する気持ちは絶対に忘れてはいけないと感じる。

「多様性」という言葉が独り歩きしないように、自分は本当に相手のことを尊重できているのかもう一度自分を見つめ直す必要がある。


このドラマのさらなる最高なポイントは、主題歌を私がずっとずっと好きなバンドであるCHAIが担当しているということだ。

https://youtu.be/n-fNkTFGxfA  ←ぜひチェックしてみてください

CHAIの「まるごと」という曲は、どんな人間もあたたかく包んでくれるようなやさしい曲である。歌詞を書いたYUUKIさんは次のようにコメントしている。

誰にも共感されないって感じること、たまにあるよね。でもそれって本当に悪いことなのかな? 自分のそれも、他人のそれも、恥ずかしいことにはしたくない。だってきっと“違い”って敵じゃないから。ちょっとずつ違って、ちょっとずつ同じを、全部まるごと愛せたらいいな。そんな願いを込めて。

心に響きすぎる。

生きていて「これって普通じゃないよな?」「こんなことしたら誰かに何か言われたりするかな」と感じて自分が本当にしたいことを躊躇してしまうことがある。

それぞれの違いを’’まるごと’’ひっくるめて愛そう!全人類!というCHAIの真っ直ぐな思いが曲になっている。ほんとに大好きな曲。

CHAIの曲はどの曲も自分がありのままでいることを肯定してくれてハッピーな気持ちになる。初めて生で歌を聴いた時は「こんなに元気を与えてくれる人がいるのか、、神様じゃん、、」とずっとずっと頭でその日のことを思い出しては余韻に浸っていた。これからもずっと応援してる。だいすき。

なんだかまとまらない感じになってしまった。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。それでは。

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