記憶力の正体とは
みなさん、テスト勉強をしたけど成績がなかなか上がらないという経験は一度はあるのではないでしょうか。
私は勉強効率が本当に悪くて、テスト前に教科書の隅から隅までノートに丸写しして暗記しようとしたことさえあります(笑)
こんなことをしていたら、時間がどれだけあっても足りないですよね。
今回、脳のメカニズムを理解して記憶力をあげる方法を紹介します。
記憶力をあげる3ステップ
記憶の種類は大きく分けて3種類あります。
●感覚記憶
●短期記憶
●長期記憶
この3種類に分かれているのですが、
感覚記憶は無意識化にある数秒程度の保持しかできない記憶です。
日々日常に色々な器官から入ってくる情報です。目や、鼻、耳などから入ってくる様々な情報を言います。
目には映っているけど、情報としては認知していない事よくありますよね。
子供が生まれるまではあまり気にならなかったけど、自分に子供ができた瞬間にベビーカーを押している人がやたらと目につくような感じです。
この現象は無意識化に情報が入ってはいたけど認知されていなかっただけです。
感覚記憶は必要度に応じて短期記憶に変換されます。
短期記憶は『海馬』というところに一度仮保存されます。
短期記憶の保持容量は決まっています。
新しい短期記憶は常時たくさん入ってきます。
重要度の低い短期記憶からどんどん忘れていきます。
テスト勉強で暗記しようとした情報もこの時点ではまだまだ重要度の低いただの情報でしかありません。
この短期記憶が長期記憶に変換されたときに、はじめて記憶が維持されるのです。
運動性記憶がポイント
本を読んだり、人の話を聞いたりして私たちは情報を収集しています。
いわゆる『インプット』しています。
記憶力を高めるためには、情報を受動的に受けるより能動的に受けるほうが効果的であるということが分かっています。
目で読むより、声に出して読む。聞いた内容を書いたり、誰かに話す。
一度受けた情報を外へ出す『アウトプット』が重要です。
インプットした情報をアウトプットすることで記憶の定着率があがります。
日々の習慣を変える
先ほども、記憶の定着率をあげるためには『アウトプット』が必要だといいました。
しかし、多くの人はアウトプットすることより、インプットすることの方が多い生活になっていると思います。
生活習慣でアウトプット量を増やす仕組みを考えないといけません。
生活習慣の中にこの仕組みを取り入れないとなかなかアウトプットはできません。
興味のある人は上の記事を読んでみてください。☝
私が実際に行っている記憶力を劇的にあげる方法を紹介しています。
まとめ
記憶とは3つのステップから成り立っています。
それぞれのステップをいかに効率よく踏むかが重要なポイントです。
インプットより、アウトプットが必要です。
本を10冊読むだけより、1冊の本をまとめて誰かに伝えたほうがはるかに効率よく学習できるのです。