ガンプラ塗装ばなし
なんかミョーに反応がある。
でね。
ガンプラ好きはガンプラ作例しか見ないから、ガンプラ以外の塗装例をご紹介してみたいなーと、こう思う訳だ。
例えばね、特に日本のガンプラモデラー(ペインター?)は金属光沢がある部分は実際に金属光沢がある塗料を塗る。そしてエアブラシに金属光沢粉が詰まって面倒だにゃーなどと言うのであるが、およそ絵描きで金属光沢を銀色塗料で塗る奴は稀である。ペインター(画家)は金属光沢も光も透明な水も炎も煙も「描く(塗る)」のである。
上記動画でウォーハンマー塗り塗りニキであるelminiaturista氏は炎や光そのものを「塗りで再現」してしまう。いやまぁそらな?
絵描きで炎の光を再現する為に電飾やらLED仕込む人は居ないもん。金属光沢を表現するのにメタルカラー使う人は居ない。
故に絵画用(特にリアリスティックな絵画に向く)のツールであるエアブラシでメタルカラー使うと洗浄めんどくさいんじゃ。そんなアホな事する前提がそもそも無いの。
先のelminiaturista氏みたいな「塗装ができる」つまりペイントが出来る人ならエアブラシや筆を駆使して色を塗る。それぞれ筆により適切な技法や塗り方違うから、用途に合わせて画材を変える……そんな難しい話ではない。むしろエアブラシや筆しか「使えない」のだとしたら、それはちょっと塗りにこだわっているとは言えないのではないか。
光って見える様にする為に実際光らせる必要はない。【光っている様に塗ればいい】のだ。
透明に見える部分を透明パーツにしなくてもいい。
透明に見える様塗れば良いのだ。
こいつの眼、塗りだよ?
そう言うのが苦手で造形の方がたのしーなら透明なとこ透明にして、光は光として電飾したらえーんよ。
どちらが正解って事はない。好きな方やればいい。ただ、どちらを志向してそれをどう見せるかは考えた方が良いと思う。ワイは前から解せぬ解せぬと感じているのだが、グラデーション塗装したのにグラデが目立たないなんてのがその最たるもので、グラデを見せたい塗装でそれが目立たないのは問題だが、基本的にはグラデーションって「目立つ=違和感」だから目立たないってーか、グラデで立体感が増して立体的に見える(グラデーションに見えない)のはリアルな塗りとして目指すべき頂点ではなくて?
これ、大腿部と脛にキツめかつ雑に他の色乗ってるんだけどあんま気にならんやろ? こうした方が絵的にメリハリ付くと思って塗ったのだからメリハリ付いて違和感感じてないならワイの塗りは効果としてちゃんと成立してるって話だ。
エアブラシや塗装に関しては画力ってーのがかなり大きな比重を占める。先のフィギュア塗りおじさんとか普通に絵を描かせてもそこそこリアリスティックな絵を描くだろう。描けるから塗れるし、塗れるから描ける。
みんなもガンプラばかりではなく、広く模型の世界や美術の世界見るといいと思いまーす!
薄衣纏った女性というかなりエロい彫刻だが、大理石彫刻で薄衣の透け感を出すというとんでもない技巧に腰を抜かしてしまうである。
普通は透け感って塗りで出したりするもんなんだけどね。偶に超絶技巧持ちは「できらぁっ!」って訳わかんないことすんだね。
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!