熱いアニソン
ブレイバーン周りで熱いアニソンがもっと欲しいとか、J-Popと組むアニソンいやーんとかって話を見かけたんよ。
そうか、ようやく目覚めたか
(謎の上から視線)
いいよね、昔の熱いアニソン。みんなも歌おう!
ジムボタンのよぉーにー♪(ひぃやっはー)
え? 違うの? じゃあ解散。
いやまぁ、世代によりアガる歌は違うので、ウチの亡父なんかはライフルマンとかひょっこりひょうたん島でアガッてたやで。
で、考えた。第二次ベビーブームど真ん中世代のワイは数多くのアニソンを記憶しているのであるが、古典的なアニソン……マジンガーZとかのノリが消えたのはどの辺かなと。記憶の深奥で見つけ出したのは……
バイファムでしょうなぁ、と。
今の子は知らんだろうが、ガンダムをはじめとする「宇宙時代の15少年漂流記」シリーズに於いて、1番15少年漂流記してるのが本作である。この作品のサイコーにロックな所は「ロボ出しとけば好き勝手出来た」から「ロボが出てくるだけで、本質は少年少女の四苦八苦」と言う点である。
いや、ロボ描写は頑張ってるよ? 必ず姿勢制御にスラスター蒸すし、OPでも戦闘シーンの管制とのやり取りとかステキじゃろ?(尚、当時のガキだったワイは全く意味が取れず、中学進学で英和辞典買って最初にしたのはこの歌の翻訳だ)
まぁ、ロボが出て来るアニメだがロボアニメではないので熱くはない。ただ、当時バイファムはかなり人気あったの。OVAなんかも作られたし。ラストの紙飛行機が宇宙を飛ぶシーンで全お子様が泣いた(個人の主観です)
いやぁ、ガンダム以降柳の下のドジョウで各社兎も角ロボアニメやれってんで、この時期(1980年代前半)はロボアニメの怪作が多い。
神の如きロボ
政治的にリアル過ぎるロボ
リアルロボだと思ったら銀河の支配者や絶対死なないマンが出てきたスペオペだった最低野郎。
宇宙でロボで水戸黄門。(これガンダムの後だかんね!)
バブってたんですよ。いきなりあちこちからロボアニメ作れってオファーが来たり、オリジナルロボの企画が通りやすくなったの。ここで図に乗って実験的な作品が多数作られて「どうもリアルとかロボだけでは商業的に美味くねーんじゃ無いか……?」と言う気付きがロボバブルを破綻させる。
で、アニメ作るって金かかる事をやるに当たり「資本回収を効率的にやろう」って筋からJ-Popタイアップが増えたのかなぁ、と。ロボでは無いがアニメとJ-Popとのタイアップ開始はこの辺からか?
そも、ガンダム時点で本気の歌手採用してますしね
後、子供向け番組と実力派歌手ってーと、コレとか……
アルフィーは特にアニメ好きだよなぁ……結局999もやったし。
基本、アニメは低俗、大人のもんじゃない。ガキ向け……と下に見る風潮があったから、「ホンモノの歌手」起用ってのは中々難しかったのよ。
藤子先生が武田鉄矢を外そうって提案即座に蹴ったのはよく分かる。アニメに本気で向き合ってくれた大恩ある武田鉄矢だもん。
が、今度はアニメの方が影響力持ち始めて力関係が対等になってしもたんだな。
逆に言うと、それ以前は手持ちの駒の中で最大限「子供たち」に好かれる為に声優さんやら「アニソン歌い」と言うメインストリームから外れた歌手(当時は、な)がアニソン歌ってたのよ。多分この辺が「熱いアニソン」と呼ばれる古典の範疇だと思う。