ギアストのシナリオは何故イマイチなのか。
これ、多分小説や漫画原作にも似た事言えると思う。
上記は今朝プレイ初期の検証してる際に何気無く撮影した当該ゲームのシナリオ部である。逆噴射トーバー参加者や手練れのパルプスリンガーなら見て頭を抱えると思うんだが(実際上記動画見たら頭痛くなった、バカの子かしら?)
シナリオ部で黒幕と手下っぽいの出しといて掛け合いさせて
ゲーム部で黒幕も手下も出ない。
何故の嵐
まず、フィギュアストーリーのバックボーンがヘンテコなんだが、これはお人形さん達が色々冒険とかする物語で、リアリティ重点の為か各キャラクター達に原作漫画やアニメがあると言う二重構造になってる。
しかしこの原作についてはこの手のゲームにありがちな「持ち物検査」で使われる程度で全く活用されてない。
原作準拠でAとBのフィギュアをボス戦に出すと合体攻撃するとか特殊技が出るとかは、無い。原作がある設定要るんだろか?
ていうか、むしろ原作よりフィギュア原型製作とか塗装とかそんなんに注目するフィギュアオタおるだろか?
例えば武装神姫なんとかとかコナミが展開してたりするが
原型師が誰とかフィギュアの立体化部分に拘る奴居るかな? エチエチボディだとか組み立て易さ、ポージングがどーとか気にせんか? つかさ、フィギュアを通して「浸りたい世界」って、原作の中の方であって立体化にまつわるアレコレでは無いよな?
私みたいにフィギュアを作る人なら分からんでも無いのだが、所謂プラモ的なものではなくゲーセンのプライズとかの「塗装済み完成品」集める層って、そーじゃ無いと思うんだよ。
つーか、フィギュアストーリーのストーリーってアレコレフィギュアがドタバタするトイ・ストーリー的なもんだからな。「そっちの設定」に焦点当てた方が良くねぇか?(微妙にネタバレだが、30章以降ではフィギュアとしての金属バッ娘の話が展開される)
こいつ、元の髪の色はロード画面でたまに出る「主人公がリペイントしてるシーン」でもわかる様に青髪なんだよな。
こっちのシナリオ見ておじさん目がテンですわ。なんで最初からそっちに極振りしなかったのか。使わない設定の作り込みなんて要らんやろ……(創作初心者あるあるネタ)
力点の置き方と訴求の仕方が残念過ぎる。
なまじゲームのゲーム的な部分の出来が妙なまでに良くて(いやほんと、スマホゲーでここまでやる必然性なくね?)、シナリオがつまらなくてもゲーム自体は楽しいからいいけども、このゲームのフィギュアって単純に駒でしかなく、感情移入させづらいよね。フィギュアキャラへの愛が無いと課金煽れなくないですかね、ご商売大丈夫?
ダメな例ではなく良い例も出しとくが、ファイナルギアはシナリオ良く出来てた。ぶっちゃけファイナルギアの開発連中はゲーム作りたいのではなく主人公イブリンの物語を書きたい気持ちが溢れすぎ。
毎回シナリオ冒頭にOPぶっこんでくるし、アニメとか作って入れてくるからな。なんじゃこれは……と呆れて筋を追うと
「不可解極まりない」
現代っぽい世界とバーチャルワールドっぽい世界があるので、当初はVRMMORPGっぽい世界なのかなと思ったら……同一世界でございました。で、AIのホログラムと思われてたイブリンがシナリオの結果受肉します。
これはこれで課金ゲームとしてそこまでシナリオ頑張る必要あるのかよと首を捻る訳だが、もしイブリンが親友と戦う為に新型メカ作らなきゃ……で課金を要求してきたら、数千円ぐらいまでなら支払いたくはなる。シナリオが秀逸で「話の続きが気になるからだ」
これに対してギアストではキャラに対する愛情湧かないし、コマに過ぎないから
とゲンブンワールドに突入してしまうのだ。
まぁ、有利不利を差し置いてもこのキャラ使う的な事言い出すとギアストは「高いゲーム性故に」超絶お辛くなるから仕方ないんだが、そうすっとお強いキャラにしか耳目集まらないし、主役臭い金属バッ娘も名前覚えて貰えなくなる。嫌がらせや愛着から金属バッ娘呼びしてるわけではなく、私このゲーム100日以上やってるけど、マジでこのキャラの名前覚えて無いんだわ。
この事はすごーく深刻に捉えた方が良い。こいつサービスのキーキャラなんだよね? 現状存在感ありませんよ、マジな話。私的にはこのゲームはフラッピーですわ。まだプリンス オブ ペルシャの方が物語的である。