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作れば分かるが作らねば分からぬ也
ジムスナイパー2さん進展。
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ガンプラこさえる時、私などは風呂で、車で待機中に、飯食いながら、タバコふかしながら……ひたすらキットを見る。見ながらナニをどうするかひたすら悩み、改造やデティールアップの方針を定めて行く。
この過程でキットの難点を記憶して行き、「他者作ったキット」が私の記憶している難点をどう回避したか判別する「目」を養う。だからアレだぞ、私かなりジム系のキットには詳しいぞ。
今日は左脚を中心にヤスリ掛けしたりモールド弄ったりなどした。
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例えば皆は「溝掘ったのがわかりやすい様に」装甲板表面に分割ライン……いわゆる「筋彫り」を施すわけであるが、私なんかだと膝関節脇のオシャレ板(多分フィールドモーターの小型高出力化によりマルイチパーツが変化したのだろう)が装甲板とは別パーツなんやろな的に思えるので「ここに筋彫りをする」
無くて良いものとゆーか、筋彫りしましたと「見せつけたい」部分に筋彫りするのではなく、構造やメンテナンスの都合で必要な箇所に筋彫りする。
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本当は別パーツなんだけど、キット化の際に一括成形せざるを得ないからモールドを刻めない……だからその「省略されたモールド」を「再生する」……これが私の考えるデティールアップだ。皆があちこち筋彫り追加する割には「ここ掘り直した方が良くね?」ポイントが無視される度にちょっと悲しくなる。筋彫りしたいだけで構造考えたりはしないのだなぁ、と。
やってる人はやってる工作なんだよ。ただ「目立たない」から皆は「目立つ所だけを真似る」
そして目立たない所、見えないけどポーズや外形から「弄った筈の所」が見抜けない。
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左脚脛下端……ここが踝のマルイチモールドと干渉するから足首可動範囲が狭まり、接地性が悪くなる。ここを解消する為にただでさえ長過ぎるジムスナイパー2の膝下(足首ボールジョイント部)を更に延長してる作例は見た。彼は接地性の問題には気付いたが、ジムスナイパー2の膝下が長過ぎるという点は無視したか気付かなかったのであろう。内側だけ僅かに下端のラインを「僅かに弧を描く様に」修正したら結構曲がる様になるんだけどな。上の写真でラインが変わってるの気付くだろうか? 気付かない場合「なんで可動範囲が増加したか」分からない訳ですな。分からないものは真似できない。
私は経験則としてある程度こういうノウハウを蓄積している……それが改造計画策定に役立っていると。ただのノウハウだから見知って忘れなければ「誰でも出来ること」なんだけど、目立たないしそれで格好良さが増してるか否かも分からない。
だから自分の作品がイマイチに見えてしまう理由も分からない。おかしいね、皆と同じように筋彫りしたりゲート処理したりして、エアブラシで全塗装したのに「今ひとつ垢抜けない」
何故だろう?
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学校で写生とかやった時に注意されなかったか? 良く見て描きましょうって。私が見るにイマイチの方々は「見」の力が低いやで。だから細かな改造ポイントが見抜けず、結果としてクォリティを落としてしまう。自分の作ったもの、作ってるもの嫌と言う程見ないと、他者の工夫は見えて来ないんだなぁ。
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