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日テレと小学館のセクシー田中さん問題に対する温度差

著作隣接権周りの政治的なムーヴに影響与えるからやろな、と。

ある著作物を二次利用とか一次利用した際、テレビ局や放送局はある権利を持っているのに出版社だけ何故か持っていない権利がある。それが著作隣接権だ。

例えばどっかの出版社が漫画や小説を頒布する。そしてこれを海賊版サイトが勝手にウェブに公開する。
実は、出版社は著作権者に確認しないと海賊サイトに警告とか出来ない。
しかしある著作をドラマ化して、そのドラマが海賊サイトに掲載されるとドラマ作ったテレビ局側が独自に対策出来るんな。ドラマ化に際しては著作隣接権が発生しているからである。

何がどうしてこんな捻れた話になったのかは判らんが、古よりドラマやアニメを作る際に大胆な翻案される事がある種通例であり、あまりにも改変要素がデカすぎるから逆説的に著作隣接権が発生しているのかもしれない。

で、基本……基本ですよ!
今のラノベや文芸では、小説などのタネから漫画やアニメを派生させる「メディアミックス」と言うマネタイズが主流だ。なんせ小説なんかより漫画やドラマ、映画化した方が動くゼニはデカくなる。だから出版社は小説家に著作人格権を行使しない様求める。

まぁ、サラ金の違法金利みたいなもんで、ワイはこれ最高裁まで争うと「現状では」出版社側負けると思う。そして判例が出来たらまたアディー◯とかが「貴方の原作、改変されていませんか?」とCM打ってけつの毛までむしり取るであろう。基本、日本国内では憲法>国法>私契約だからカクヨムとかの契約内容は国法に適合しないから無理なの。言質取ったら国法無視できるならトイチの闇金は困らないの。

で、そうならない様にKADOKAWAなんかは著作隣接権を取得するためにジミーに暗躍してたりすんだが、似た事は他の出版社でも大なり小なりやってると思う。つか、放送局には著作隣接権あるのどう考えても不合理だもの!

で、ドラマ制作側はある意味で自分たちが著作隣接権持ってるから(歴史的にも)自分たちは創作者側だと

盛大なる勘違いをしていて

なんかアホアホムーヴしとるんちゃうか?
また、出版社側はこれから著作隣接権Getしてマルチメディア展開でゼニの花咲かせるやで! 海猿とかテルマエみたいな不始末は2度と起こさない! 見てろよサトウ……(拳ギュっ)

と、してたのに今回の事件ですよ。しかも論調は出版社側には好ましくない「原著作者の意向を守れ!」パターンで大変宜しくない。

本音では、出版社側も原著作者にシノゴノ言わせずテレビ局みたいに自由にやりたいのだと思う。そっちの方がロスタイム少なく迅速にマネタイズ出来るからな!

まぁ、次回選挙で「著作隣接権を制限します。著作権超大事! クールジャパンにも原作者が必要だし!」と言う党是なり信念持った政党なり議員なり大量当選させたら宜かろうなのだ。著作権者は絶対であり、意向に背くものは実刑!ぐらいの厳しい態度を取れば生意気なテレビドラマ屋や出版社はちぬ。
てかさ。
物語の創出能力は資源が少ない我が国日本で唯一突出した「美点」なのね。くだらねぇドラマとかで物語創出能力持つ稀有な人材浪費されると国がビンボこくんだわ。
その意味で、極めて経済的な理由によりセクシー田中さん問題で問題引き起こしたディレクターとかプロデューサーとか脚本家はさっさと別件逮捕して収監した方が良くねぇか? 国賊だろこいつら。
その辺のポリティカルパワーを見せつけた後に解散総選挙した方が多少は与党支持者増える様な気もしますが。日テレ一つサクリファイスして与党支持率上がるなら……そりゃあ日テレボコった方がいいんでないの?

今後のわーくにの指針として、だ。
多数に感動を与える原作作れる奴と、そいつの権威を悪用してマネタイズしか出来ねぇ寄生虫、どちらを取るかなんて言を俟たないだろう。まぁ、テレビ局全体をナーフするとアレだから、先ずは日テレをアレして「粗相があったら」順次ナーフでいいと思いました。その程度でも原作者判断は重用されるだろう。

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純戦士のおじさん
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!