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カランコロンの謎

ベランダに置いておいたサンダルが紫外線でボロボロになったので、昨日から下駄生活な訳ですよ。で、下駄履きでじん君さんと散歩してて妙な事が気になった。

何故か我々は下駄の音というと「カランコロン」と言う擬音を思い浮かべてしまう。

うむ、かく言う私も「そう思い込んで」いた。無理からぬ話である。昨日下駄で犬の散歩してた時も70代東北出身の女性ですら浴衣の時ぐらいしか履かないし、子供の頃も靴履いてたと言ってた。下駄が日常の履き物として淘汰されたのはそれぐらい昔なのだ。多分大正時代の「バンカラ」が流行った頃がその終焉時期なのではあるまいか?

実際に公園散歩してるとこ撮影してみた。音に注目しつつウチのじん君さんのプリケツを愛でるが良い。
この時の路面はランニングの時の衝撃を和らげる硬質ゴムであるが、カランコロンと言う音はしない。

こちらはアスファルトの上を歩いた時の音。時折り混じるジャリッて音は下駄の歯に食い込んだ小石が路面を噛む音であるが、やはりカランコロンではない気がする。

これは用水路?の上に被さっているコンクリートの上歩いた時。朝っぱらから大変煩いので、もし下駄買う予定があるなら歯のところにゴム貼った奴がいいゾ。

で、普段の私の歩き方ではないが、カランコロンに近い音が出る様歩いてみた。アスファルトで下駄履くと歯が物凄い勢いで擦り減るので「引き摺って歩かない」のが基本なんだけど、下駄での歩き方の基本である「足裏水平着地」から「足指で下駄掴む力を弱めて」敢えて下駄を引き摺って歩くとこんな音になる。

この辺から考えて、カランコロンってのは下駄での歩き方(小股で前傾姿勢を取り、足裏を水平に下すフォアフット歩法)が伝承されなくなった「靴文化に下駄文化が駆逐された後に」、靴履いた時の歩き方で下駄履いた人が歩いた音、なのかなぁと。

なお、個人的にも下駄履いたバンカラ学生とか好きなので、上記動画の下駄の音はフリーサンプルとして素材利用して良い(商用利用の時はnoteでワイに投げ銭しとけー)

下駄自体は「関東式の桐の駒下駄」である。親父殿の入手時期から考えて、広告写真撮影時に(ちょっとだけ)使用した自社取扱品を「一度使ったら中古じゃ、二束三文じゃ!」で破格な値段で買い取ったか、タダでガメてきた「割といい商品」であるかと思われる。この手で親父友禅のいい和服持ってたんだよなァ。(明らかに業務上横領の様な……)

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!