#45 計画書を作成する際のポイント5選(前半)
こんにちは
tatsuyaです。
前回は、個別機能訓練加算の流れについて整理しました。
本日は、「個別機能訓練加算の計画書を作成する際のポイント」について整理していきたいと思います。
個別機能訓練計画書の作成は、個別機能訓練を実施する過程のなかで一番と言っていい程、難渋する部分ではないでしょうか。
今は、サポートしてくれる介護ソフトもあるようですが、内容を理解せずに用紙だけ作成してもなかなか効果はでにくいのではないでしょうか。
私なりに、計画書を作成する際の重要なポイントを5つに絞ってみました。
■計画書を作成する際の5つのポイント
①居宅サービス計画及び通所介護計画との整合性があるか?
②事前アセスメントが反映されているか?
③「参加」から始まり「活動」そして「心身機能」へ
④「目標」と「方針」の違い
⑤長期目標と短期目標の捉え方
①居宅サービス計画及び通所介護計画との整合性があるか?
個別機能訓練計画書は通所介護計画書に沿って立てられるべきであると思われます。
その事業者が(事業所全体で)行おうとしているケアと個別機能訓練が異なっていれば、機能訓練指導員の自己満足であるということになるかと思います。
そして、通所介護計画書はそもそもケアマネジャーさんが作成する居宅サービス計画に基づいて作成されているものであるため、その3つの計画の整合性が必要であり、利用者に関わっているすべての人が同じ方向を向いていることが大事であると考えます。
②事前アセスメントが反映されているか?
その上で、事前のアセスメントでわかったことが反映されているかを確認します。
あくまでも、居宅サービス計画書は大まかな内容になっていることがほとんどであるかと思います。それから通所介護計画書で通所介護でできることを細分化するはずだと思います。
そのため、居宅サービス計画書と通所介護計画書との整合性がある中で、より具体的な内容・方法の提示が個別機能訓練計画書に求められていると考えています。
そのためにも、事前アセスメントが反映されているかをもう一度確かめて頂きたいと思います。
③「参加」から始まり「活動」そして「心身機能」へ
それぞれの計画書の目標の欄には、たいてい「心身機能」が一番上に記載されており、中段に「活動」があり、下段に「参加」がある形ではないでしょうか。
どうしても作成したり説明する際に、上から記載したり説明することが多いのではないでしょうか。
私は、ある時を境に計画書を作成する時も家族に説明する時も「参加」から記載・説明するように心がけています。
それは、「参加」が人生の目的であり、「活動」がそれを支える手段である。「心身機能」はその構成要素にすぎないと習ったことがあったからです。
筋力向上と目標にした時に、筋力が上がったからなんですか?あなたはそれで何がしたいんですか?なんども先輩方に指導を受けた記憶があります。
一人一人の「参加」の部分は、簡単に設定することはできないと思います。しかし、「参加」から考えていくクセをつけていきたいと今でも思っています。
内容が多くなってしまったので、残りの2選は次回に整理したいと思います。
■まとめ
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は、「計画所を作成する際のポイント 5選(後半)」について整理していきたいと思います。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。
介護報酬を追い風に、一歩ずつゼンシンしていきましょう。
「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定が施設にとって少しでもプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!