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#46 計画書を作成する際のポイント5選(後半)
こんにちは
tatsuyaです。
前回は、計画書を作成する際のポイント5選のうち3つを整理しました
本日は、「後半の2つ」について整理していきたいと思います。
■計画書を作成する際の5つのポイント
①居宅サービス計画及び通所介護計画との整合性があるか?
②事前アセスメントが反映されているか?
③「参加」から始まり「活動」そして「心身機能」へ
④「目標」と「方針」の違い
⑤長期目標と短期目標の捉え方
④「目標」と「方針」の違い
「目標」は具体的な成果と差し、「方針」は方向性や方法を示します。
例えば、旅行に行くとします。
今年は、国内の九州に旅行に行こう、いや、やっぱり海外がいい。
円安だから国内旅行にしてその分、羽を伸ばそう!(方針)
九州なら春ごろが一番いいかな。
じゃあ春までに半年あるから半年で30万円貯めよう(目標)
そのため、目標には
「事象(具体性)」、「測定可能な指標」、
「期限がある」、「達成可能である」ことが重要とされています。
そのため、歩行に介助が必要な方であれば、
「3ヶ月以内に杖歩行20mを見守りで歩けること」
ということになるでしょうか。
あくまでも、「歩行能力向上」、「筋力向上」とならないように気をつけていきたいですね。
これは方針でありますのでこれだけでは、絶対に目標は達成されません。そもそもが目標ではありませんから。
⑤長期目標と短期目標の捉え方
長期目標は最終的なビジョンを示すことが多いため、ある程度抽象的な内容の記載でもよいとされています。
短期目標は長期目標を達成すべく、具体的な課題を設定することが多いと思います。
そのため、1)時系列(時間の流れ)ではなく、2)課題の細分化に焦点をあてるほうがよいと学んできました。
例えば、富士山に登ることを目標にした時に
1)短期目標:8号目まで3時間で登れるようになる。
長期目標:10号目(頂上)までに6時間で登れるようになる。
2)長期目標:富士山に登る(6時間以内)
短期目標:8号目までに3時間で登れるようになる。
それぞれの内容はほぼ同じですが、捉え方が全く違うと私は感じます。
1)はこれが出来たから、次はこれが出来るようになろう。
2)はこれが出来るようになるには、ここまでにこれを出来るようにしよう。
本来は長期目標(大きなビジョン)があって、それをクリアするための課題があるので、後者2)のほうが課題達成には適していると感じます。
しかし、通所介護(デイサービス)においては、長期目標をどこに設定するか非常に難しい部分があるかと思います。
特に認知症など病状が進行していく場合は、目標が現状維持になりやすいことはあるかと思います。
まずは、1年後どのような生活をイメージしているか(在宅で生活できているのか、できていればどのような生活になっているのか)を目標に掲げて、それに対しての課題を整理していくことがいいのかと思います。
個人的にですが、長期目標に、心身機能は重要視しなくてもよいかと思っています。
それよりも参加・活動に焦点をあてたほうが生活のイメージがつきやすいと思っています。
反面、短期目標は、活動と心身機能に焦点をあてると課題が整理しやすいと感じています。
■まとめ
1.目標には具体的な事象、測定可能な指標、期間の設定が必要
2.長期目標で大まかなイメージを立て、それを達成すべく課題を短期で設定する
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は、「個別機能訓練加算の評価項目」について整理していきたいと思います。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。
介護報酬を追い風に、一歩ずつゼンシンしていきましょう。
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