#61 「ナースエイド」と「看護補助者」は違うの?
こんにちは
tatsuyaです。
本日は、「ナースエイドと看護補助者の違いについて」について整理していきたいと思います。
1.エイドさんと看護補助
つい最近、川栄さんが主役をつとめたナースエイドを話題としたドラマがありましたよね。「資格はないけど、死角なし!」といったようなキャッチコピーであったかたと思います。
以前、勤務していた病院にも「エイドさん」と呼ばれているいわゆる「看護補助者」の方が在籍しており、一緒にお仕事をさせてもらったことがあります。
あまり、理学療法の学生の時にでてこない職種であったので、初めは何をされる方は理解していなかったので戸惑ったことを思い出します。
仕事をしていくと、介護福祉士の方を「エイドさん」と呼んでいるスタッフもいたり、資格を持たない方を「エイドさん」と呼んでいるスタッフもいたりしたような気がしていました。
介護のスタッフに対して、あなたは介護福祉士の資格を持っていますか?と聞くことはできないので、「エイドさん」と呼ばずになんとなく看護師以外の方を「介護士さん」と呼んでいました。
2.介護報酬・診療報酬には人員基準がある
診療報酬もそうですが、介護報酬を改めて整理していくと、どの職種(資格)が何人必要かという人員が必ず必要となってきます。
そうなったときに、私の中で曖昧にしていましたが、いわゆる「エイドさん」が介護福祉士の資格を持っているかいないかは結構重要になってくるんだと感じました。
3.ナースエイドと看護補助者の違い
①ナースエイド
・役割:看護師の指示のもと、基本的なケア(食事・入浴・移動の介助等)を提供する
・資格:多くの国では、特定の教育プログラムを修了し、試験に合格する必要があります。日本では、「介護福祉士」がそれに近い資格となっているようですが、=(イコール)ではないようです。
②看護補助者
・役割:看護師の補助として業務(物品の準備や整理、ベッドメーキング、環境整備等)を行う。
・資格:資格は問わない。施設によっては自施設での研修を義務化しているところもあるようです。
役割としての違いは、両者も看護師の指示のもと業務を行うが、ナースエイドは「身体的なケア」も含めて実施し、看護補助者は補助的な業務や環境整備が主な業務となっているようです。
基本的には、身体的な接触がある介助には、資格を有するという認識でよいのかと思います。
医療・介護現場において慢性的な人手不足となっており、特に看護師の確保はどの地域、施設においても困難であるかと思います。その点では、看護師の業務の一部を担うことができる、「ナースエイド」や「看護補助者」の活躍・活用は有効な一つの策であると感じます。
一方で一緒に働くことを考えた時に、「看護師さん」とか「介護士さん」とかは呼び慣れていても、「エイドさん」とか「補助者さん」とかはなかなかいい慣れないですね。あまり、呼ぶ方もいい気持ちがしないですね。
私も、「理学療法士さん」って言われるのがあまり好きではなかったので、それぞれの職業の幅を理解した上で、「〇〇さん」と職業名ではなく、名前で呼ぶようにしたいと改めて思いました。
3.まとめ
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。
介護報酬を追い風に、一歩ずつゼンシンしていきましょう。