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161日目 スキー学習は暖かく(ヨルさんの南部シチュー by SPY×FAMILY)。

札幌では小学生から中高生、学部によっては大学生も?スキー学習がある。
わたしの場合は、学校というものに通ってる間、スキー学習はずっとあった。大学では道外から来る人もそれなりにおり、全くの初心者、スキーブーツで歩くことすらままならない人もいた。そういう人はさすがにスキーしないのかな、と思いきや(わざわざそのためにウェアや道具を揃えるのも大変)、なんと歩くスキー授業があった。グラウンドを何周もしていた。板がゲレンデのスキーと微妙に違っていて、体育館に何本もあり、借りて滑って(歩いて?)いた。ちなみに今も札幌市内の大きめの公園では貸出をしているところはいくつもある。娘も学校に上がる前、ゲレンデデビューの前に歩くスキーで練習をした。全くの初心者からすると、スキーで歩くのもなかなか一筋縄では行かないのだ。
(余談だが、公園内を歩くスキーで歩くと所々に犬の小便で黄色くなっている箇所があり、絶対に転んではいけないと気も引き締まり、上達も早かった)

昔、私が小学生の頃は児童数もかなり多く、スキー学習にゲレンデに行くもロッジにリュックなど置けなかった。体調不良の生徒や連絡係?の先生の待機場所で埋まってしまうのだ(何校も重なって授業に来るので)。
当然昼も遠足みたいに外で食べる。寒かったり、雪が降っていたりすると悲惨で、手袋履いたまま外に出しっぱなしのガチガチのおにぎりを茶で流し込む。茶の入った水筒すら手袋のままじゃ蓋も開けられず、飲むために首をすくめたままうつむくと、下唇がウェアのチャックにくっついた。美味しいとか不味いとかも感じない、これってなんの八甲田山?死の彷徨?って感じだった(大昔八甲田山で大規模な雪山遭難事故があった)。

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今はさすがにそんなことはなく娘はロッジで食事を取る。渋滞にはまったりしてバスで食べたことが一回くらいはあったかもしれないが、バスの中でも外よりは全然マシである。
が、子ども、特に小学三、四年生にとっては揺れる車内で食べるとか、ロッジ内でもあの超合金ロボのような靴でリュックから弁当を出し、席に着いて食べ、片付け、更に早めにトイレも済ます、というのは大変だ。あんまりごちゃごちゃしたものは用意すべきではない。
気の利いたお母さん先生なんかは事前に学級だよりなんかで「おにぎりにザンギや卵焼きを入れたものとかいいですよ」などと教えてくれる。いわゆるおにぎらず、とか爆弾にぎり、がいいと言う有益なアドバイスだ。

と、言うわけで。スキー学習弁当である。
① ヨルさんの南部シチュー(by SPY×FAMILY)
②おにぎり(ゆかり)
③目玉焼き、とじゃがいも(漫画ではシチューの上に乗ってた)
④ひとくち大福
温かいお茶
じっくり腰を据えて食べられない可能性があるため、品数は少なく、さっさと食べられるようにする。

ヨルさんの南部シチュー、は漫画スパイファミリーに出てくるもので暖かそうなのと、再現レシピが雑誌に載ってたので作ってみた。ちなみにこのヨルさん、漫画によくいる料理下手キャラ。他の料理は食べるとこうなる(↓下参)。唯一、このシチューだけは美味しく出来た。レシピには赤ワイン、とあったが酒を飲まないので、ビーフシチューの素少々を投入。シチューに乗ってた丸ごとのじゃがいもと目玉焼きは別盛りで(掛けて食べるかは状況にもよるが、一応食べやすいよう深めの容器に入れる)。弁当箱に入れた時点ではスカスカでショボいがさてどうか。


ところが。仕事中娘からLINEが来た。
「バスの中で食うのむずいて」
何と!偉そうにうんちくをたれたくせに。一応学校からのお便りでタイムスケジュール見たんだけど。バスの中で食べているとは!
すまんスジ子。申し訳ない。これはさすがに反省しきりである。

弁当ではなく普通によそうとこんな感じ。
普通で良かったんだよ…。

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