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聞く人の心を動かすために

 7月11日に長岡ゼミの授業内で実施したプレゼン。他のゼミ生の各越境先について話を聞いて、とても楽しい時間だった。だけど、私にとって、自分のプレゼンのやり方を見つめなおす、大きなきっかけにもなった。
 自分のプレゼンに対して、フィードバックをもらった時、とてもハッとした。自分の行ったプレゼンに対して、「なぜ敬語を使うの?」「スライドを見すぎる」「少しかしこまりすぎかも」という言葉をもらったのだ。自分は今まで、プレゼンは敬語が当たり前だと思っていたし、準備した通りに進めるのが一番だと思っていた。だからこそ、今までの自分の考え方を疑った。

 実は今まで、自分は「人の為」にプレゼンをしたことがないのではないかと。

 プレゼンは用意されたスクリプトをただ完璧に読んだだけでは、聞いてくれている人の心をつかむことはできない。自分の言葉で伝えることは勿論、状況に応じて言葉を変化させることで、聴者を引き込む。さらに、聴者が自分のプレゼンを聞きやすい環境に変えることもプレゼンターの役目だ。

 私はプレゼンの後、家に帰ってTED(著名人による講演会を企画運営する米国拠点の非営利団体)の動画を何本か視聴した。自分が夢中になって視聴してしまうくらい、聞き入ってしまうプレゼンばかり。TEDでプレゼンする彼らは、時に言葉を噛んでしまう場面もある。だけど、話の抑揚、熱量に引き込まれて、すーっと内容が入ってくる。不思議。きっと彼らはエンターテイナーなのだ。「聞いてくれる人の心を動かしたい」という思いがこちらまで伝わってくるのだ。

 私もTEDのプレゼンターを見習って、「聞いてくれる人」を常に意識しながらプレゼンをしたい。プレゼンはエンターテインメントという言葉の通り、プレゼンは聞いてくれる人がいてこそのもの。自分もいつか人の心を動かすようなプレゼンができたらいいなと思う。

 
 


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