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うつ病は「すぐ自殺する病気」なのに、企業はなぜ放置するのか?

世の中の保険会社や医者たちが「うつ病はヤバい」「命に関わる病気」とさんざん言ってるのに、企業の多くは相変わらず無関心。いや、関心はあるのかもしれないが、対策はほぼ皆無。「甘え」「気の持ちよう」とか、そういうフレーズで片付けてる場合じゃないのに。

そもそも、うつ病はどれほど危険なのか?

厚生労働省のデータを見ると、日本では年間2万人以上が自殺していて、その多くが精神疾患、特にうつ病が絡んでいる。うつ病は「心の風邪」なんて軽く言われることもあるが、実際は致死率の高い病だ。もし会社の誰かが癌になれば、周囲は全力でサポートするのに、うつ病だと「気合が足りない」で片付けられるの、なんなんだ。

パワハラがうつ病を生む、そしてそれを放置する企業

職場環境の悪さは、メンタルを容赦なく削る。特にパワハラや長時間労働がデフォルトな職場では、うつ病患者が次々と生まれるのは当然の結果。なのに企業の対応はひどくおざなり。たとえば、こんな状況がある。

  • 上司が怒鳴るのが日常茶飯事 → 部下は委縮し、メンタルが削られる。

  • 長時間労働が常態化 → 疲労が蓄積して、心身ともにボロボロ。

  • 「メンタルヘルス相談室」があるが、ただの飾り → 相談しても、何も変わらない。

こうしてうつ病患者が増え、自殺者が出ても、企業は「個人の問題」として処理する。さすがに、それは違うだろう。

なぜ企業はうつ病を軽視するのか?

企業がうつ病対策に本気を出さない理由はいくつかある。

  1. 「見えない病気」だから

    1. 風邪なら熱が出るし、骨折ならギプスがつく。でも、うつ病は見た目で判断しにくい。「大丈夫そう」に見えるから、会社は無理をさせる。

  2. 「根性論」の文化

    1. 「気合が足りない」「もっと頑張れ」。特に管理職世代はこの考えが根深い。精神論でどうにかなるなら、誰も苦労しない。

  3. 使い捨て感覚

    1. 企業にとって従業員は「労働力」。潰れたら、新しく雇えばいいと考えているフシがある。

対策はあるのか?

もちろん、企業がやるべきことはいくらでもある。

  1. パワハラ撲滅

    1. パワハラを放置している会社には、罰則をガンガン課すべき。

  2. メンタルヘルス支援を本気でやる

    1. 相談窓口を形だけでなく、機能するものに。カウンセラーや精神科医を社内に置くのもアリ。

  3. うつ病になった社員を支える制度を作る

    1. 休職制度の充実、復職支援、フレキシブルな働き方を推奨。

まとめ:うつ病対策をしない企業は、自滅する

うつ病患者を放置している企業は、人がどんどん辞め、業績も低下。今の時代、ブラック企業の情報はすぐに広まり、優秀な人材は去っていく。メンタルヘルス対策を軽視する会社に未来はない。

「うちは大丈夫」と思っている経営者や管理職に言いたい。あなたの会社のどこかで、今まさに誰かが助けを求めているかもしれないのだ。

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