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【対話台本:主治医との診断書相談】

障害年金申請の診断書を医師に書いてもらう際の想定問答


患者(私): 先生、お時間をいただきありがとうございます。今日は、少しご相談したいことがありまして。

主治医: どうしましたか?

患者: 実は、傷病手当の支給が終わり、経済的にかなり厳しい状況になってきました。社労士さんと相談し、障害年金の申請を進めることにしたのですが、そのための診断書を書いていただくことは可能でしょうか?

主治医: なるほど。障害年金の申請ですね。診断書は書けますが、年金の審査はかなり厳しくて、症状の程度や日常生活への影響が重要視されますね。

患者: そうなんですね。実際、日常生活でも支障を感じることが多くて……。例えば、家事がほとんどできない日があったり、人と会話するのが辛くて外出を避けることもあります。仕事のことを考えるだけでも体が動かなくなってしまって……。

主治医: それはかなり負担が大きいですね。以前よりも悪化していると感じますか?

患者: そうですね。傷病手当を受けながら療養していましたが、回復の実感がなく、むしろ不安や無力感が強くなっています。社会復帰のイメージが持てず、働くことを考えるだけで動悸がしてしまいます。

主治医: なるほど。診断書を書く際には、そうした日常生活の制限や就労の困難さを具体的に書く必要がありますね。

患者: そうなんです。社労士さんによると、診断書には「どの程度日常生活に支障が出ているか」が特に重要と聞いています。もちろん、先生の診断の範囲で書いていただくのが一番ですが、できるだけ私の実情が伝わるような形にしていただけると、とても助かります。

主治医: わかりました。今の状況を踏まえて、できるだけ実際の生活に即した形で診断書を作成しましょう。

患者: ありがとうございます。もし、記入する上で追加で必要な情報があれば、お知らせいただけますか? 社労士さんとも連携しながら進めたいと思っています。

主治医: そうですね。書きながら確認が必要な点があれば、またお伝えします。では、次回の診察時に診断書の内容を確認しましょう。

患者: ありがとうございます。とても心強いです。よろしくお願いします。


ポイント:

  • まず感謝を伝える(医師の負担を考慮)

  • 「書いてほしい」ではなく「相談したい」というスタンス

  • 自分の状況を具体的に説明し、客観的な視点を共有する

  • 医師の専門性を尊重しながら要望を伝える

  • 連携を提案することで、協力しやすい雰囲気を作る

この流れで話せば、主治医の負担を減らしつつ、適切な診断書を書いてもらいやすくなるはずです。

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