仕事において進むべき道はここかも
とまあ偉そうにタイトルにしてみました。今の職場に欠けているモノが見えてきました。
僕は新卒でハウスメーカーの建築職という設計&現場監督&役所への諸申請をやる技術職をハウスメーカー歴のうち半分の1年半やっていました。中でも学んだのは建築現場の工程の組み方です。
大工を筆頭にさまざまな業者の力で家が出来ます。各業者が気持ち良く働ける環境を整えるのも監督の仕事です。
常に現工程、前工程、後工程を常に意識しての無理のない予定組みや、立てた予定通りに現場を納めていく実行力や資材の抜かりない手配が求められます。
僕は特に大工の親方とのコミュニケーションを大切にし、協力業者さんたちがいつからなら現場に入ってくれたら嬉しいかを綿密にヒアリングしました。
そのせいか、この作業をするにはこの作業が終わってないとやり辛いとかを常に意識しました。
それが現工程、前工程、後工程の管理です。
今の職場に欠けているもの。それは特に後工程への気遣いが欠けているということです。
一番仕事の出来る年下の先輩も、時間内で「自分の」仕事を終える事にばかり気を取られていると、今日コンビを組んでみて悟りました。
やってる仕事はクッキー作りに使った道具の洗い物です。先輩が洗い、僕が拭きという役割分担だったのですが、先輩は自分の洗い物の作業を終わらせる事を優先していました。それは「道具を所定時間内に片付ける」という大きな目的を終えるという立場では取ってはいけない選択肢。
大目的を達成するためには洗いを一気に片付けるのではなく、トータルの洗い物を全体の3分の1くらい終わらせ、終わり次第、道具の拭き係に道具を渡していく、という方策を取るべきだったのですが、そこへの配慮のないものでした。スタンドプレーで進めていい事と、他者との協働が発生する事案とでは、行動を変えなきゃいけない。前工程は常に後工程に入る他者を意識しなければならないのだ。
幸い、今日の作業は何とか終わったが、後工程への気遣いがあればもっといい結果が得られただろう事は想像に難くない。
仕事の大きな目的『最小限の人数でクッキーの生産力を極限まで高めること』をチームで実現させる、という立場から自身の行動を組み立てて行く事が、他の先輩たちを頭一つ出し抜くいいトレーニングになるはずだ。
職場にこの考えを取り入れる事。僕が進んで実行する事。
チームを組んだ人が「こいつと組むと作業がスムーズだ」と思ってもらうことが、どれだけ職場に他者への気遣いという良い循環をもたらすかを体現しよう。そう思った1日でした。
職場じゃまたまだ一番歴の短い存在だが、アウトプットの出来では負けるつもりはさらさらない。後工程を意識した作業でチー厶戦をより高効率なものに仕上げて行きたい。なあんてね。
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