ベテランの凄み
と、今日はこんなタイトルで小噺をばひとつ。
昨日は職場で口の不自由なベテラン職員さんとタッグを組んでの仕事があった。口が不自由だけあって、寡黙この上ない。コミュニケーションは筆談か手話、それでも作業は出来るもんだ。
最低限のコミュニケーションで職員さんと黙々と作業をしていく。お互いの動きで次に何をやるかを予測しながらの時間。工程を熟知した職員さんと、工程をある程度分かっている僕との共同作業。
職員さんはこちらの動きを感じ取り、半歩先を歩きながら効率良く作業を進めてくれる。大きな流れの中での自分たちの到達点やポジションを把握して動く。自分ひとりの作業に固執しないタッグを組んだ相手を導くような流れるが如き一連の動きに芸術じみたベテランの凄みを感じた時間でした。
タッグを組むと、自分のテンポで作業が出来ずにやり辛さを感じるとは以前の記事で書いた通りです。でも、今回はそれを感じさせなかったです。やっぱ、"ひと"次第なんだなあ、と思い知らされた時間でした。
いつかはそういう風に一緒に仕事する人の半歩先を歩ける人になりたい。今はまだ僕は自分のことに精一杯で「誰かに仕事を教える」には早いと感じている。まあ、実習期間も含めて今の職場歴4ヶ月ちょいだとそんなものなのかも知れないけどね。
患った病気のせいか、僕の記憶力は怪しい。日に日に良くはなってきているが、それでも新しい事を覚えられない&前の事を覚えていないケースも散見される。
短期記憶力のヘボさは、ホームにいる時はLINEのkeepメモを使ってどうにか補っているが、職場では携帯の使用は禁じられているため、必死こいて覚えておくしかない。
それでも、数をこなしていく中で、仕事内容や作業の手順などは体が覚えてくれる。
そうそう、今日も仕事でした。
職員さんが2名休みで人員不足の中、フル回転で作業してきました。洗い物の仕事もあったのですが、拭きの係の人が手すきにならないように後工程をダブつかせない作業とした結果、大量の洗い物を処理する事が出来ました。うむ、何事も実験ですな。
後工程を考えて立てた計画は概ね成功裏に終わりました。やっぱ行き当たりばったりな作業や後工程を無視して自分だけ終わればいいやの精神の作業は一連の作業を纏めた大きな作業の流れを鑑みるに非効率この上ない。
作業を細分化して区切った時には見えづらいマイナス面が総体として観じた時には非効率な作業として露呈する。それに気づけた&対策を織り込んだ形で実践し、成果がきちんと上がった事を考えれば実り多い1日だったと言えよう。
そんな事を考えながら仕事してます。
真面目に一所懸命取り組むから、仕事も面白くなるのだと自分に言い聞かせてやってます。
それが僕の仕事道なのです(*^^*)
さて、じゃあ今日はこのへんで。