【書き言葉を話し言葉のように使う】
LINEなどメッセージツールで使う文字は書き言葉というより話し言葉として使うんだね。今日明け方に気づいた。
芝居に関わって脚本を読んでいた。演出、音響、照明プランを練るのに、脚本の意図を文字列から探っていた。
その癖が未だに残っていて、文字の奥にある風景、色、匂い、風、気分、感情…戯曲家、脚本家がたくさんの情報を入れ込んでいるのを読み取ろうとしていた。
これをLINEのやり取りでもやってたのに気づいた。相手の文字から文字以外の情報を読み取ろうと。
おい待て待て、相手は戯曲家でも脚本家でも小説家でもないフツーの人。フツーの文字列にそんなたくさんの情報を入れ込むか?やらないだろ。
むしろ短いセンテンスでお互いの言葉のキャッチボールをして、気分 感情の言葉で会話するだろ。
そもそも1行の文字列に行間なんてないぞ?
私には書き言葉と話し言葉の使い分けができてなかったようだ。というかLINEを使うようになって、これは文字言語として使うのではなく音声言語なのだと。
メールまでは文字言語として使えたから文字の行間を読むこともできた。
フツーの人はそうやって使ってるんだ。フツーの人の進化は凄まじいんだ。