そうだ、コーヒーを淹れよう
ぷらすです。
先日、コーヒーを淹れる動画をアップしました。
僕は一時期コーヒーに凝ってた時期があったんですが、昔はまだネットがなくて、情報は本を読むかコーヒー専門店や喫茶店でマスターに聞いたりするしかなかったんですよね。
僕の場合はバイトの給料でコーヒー用具を揃えたり、図書館で借りた本を見ながら自分でやってみるって感じでした。
でもまあ、結局面倒くさくなって、最近はすっかりインスタントコーヒーばかりだったんですが、この前インスタントの粉と間違えて、ドリップ用の粉を買っちゃいまして。
で、無駄にするのもアレだしと、昔の道具を引っ張り出して久しぶりにコーヒーを淹れてみたわけです。
で、久しぶりにコーヒーを淹れてみて思ったのは、味がどうこうっていうより、コーヒーを淹れる過程で音や香りに癒されて、心が落ち着くんですよね。
というわけで、今回は初心者向けにコーヒーの淹れ方や必要な道具なんかをご紹介していこうと思います。
豆か粉か
コーヒーを淹れる第一歩は、まずコーヒー豆を買う事です。
コーヒー豆は専門店で売ってますが、最近は普通にスーパーなどでも手軽に購入できますよね。
そして大抵の場合、コーヒー豆を買うとお店で挽くか家で挽くかを聞かれると思います。
家にコーヒーミルがあれば、家で挽く方がいいと思いますが、面倒ならお店で挽いてもらって、家で密閉容器に保存するのがいいでしょう。
コーヒー豆は空気に触れると酸化して美味しくなくなるので、豆で買うにせよ粉で買うにせよ、必ず密閉出来る容器に入れた方がいいです。
どの豆を買うか
コーヒー豆を買うの時に迷うのは、どの豆を買えばいいかですよね。
コーヒー屋さんの豆は、大きく分けて“ストレートコーヒー”と”ブレンドコーヒー“に分かれます。
ストレートコーヒーは豆の品種のことで、例えば「コロンビア」「ブラジル」「ブルーマウンテン」など豆の産地がそのまま名前になっているのが多いです。(中には「コピ・ルアク」なんて変わり種もありますがw)
対してブレンドコーヒーは複数の豆を配合したもので、お店ごとに味が変わります。
で、コーヒーの味と香りは産地と焙煎の深さで決まります。
産地によって、酸味が強い豆→苦みの強い豆があり、また焙煎の時間によっても味や香りが変わるので、この辺は色々試して自分好みの豆を見つけるしかないんですよね。
基本的には、浅煎りは香りと酸味が強く、深煎りになるほど苦みとコクが強くなるので、アメリカン的な薄めのコーヒーが好きな人は浅煎り、苦いコーヒーが好きな人な深煎りがおススメです。
僕は苦いコーヒーが好きなので、「カルディコーヒーファーム」のアイスブレンドが好みですねー。
ちなみに、深煎りの豆より浅煎りの豆の方が含まれるカフェイン成分は強いらしいですよ。
道具を揃える
コーヒーを淹れるには専用の道具が必要ですが、コーヒーを淹れる道具はざくり自動と手動に分かれます。
「自動」は、ずばりコーヒーメーカーのこと。
豆と水をセットしてスイッチを入れればコーヒーが出来るし、失敗もなく手入れも簡単。
メーカーや機能によって値段はピンキリですが、近年は安価なものも多いですよね。
でも、もっと本格的に、そしてより自分好みのコーヒーを淹れたい場合は「手動」の道具が必要になります。
ところが、これが色々種類がありまして、どの道具を選ぶかによって味も淹れ方も変わるんですよね。
というわけで、代表的な道具をご紹介。
コーヒーメジャースプーン
コーヒー豆の分量を量る計量スプーンです。
1杯10~12gで、量が少なければ香味が薄くなり多くなるほど強くなります。
僕は一杯につきスプーン2杯の豆を使っていますよ。
プラスチック製なら100円ショップで購入できます。
コーヒーミル
コーヒー豆を挽いて粉にする機械です。
なので、お店で豆を挽いて貰うor粉で買う場合は必要ありません。
自動のミルもありますが、どうせ手に入れるなら手動がおススメ。
豆を入れてゴリゴリ挽く音や手応えが気持ちいいし、立ち上る香りは圧倒的にいいんですよね。ただ、手入れが大変なのが難点だったりします。
で、手動ミルは粗挽き→細挽きが選べるギアがついていて、粗挽きは味も香りも薄く、細挽きにするほど濃くなりますよ。
コーヒーケトル
要はヤカンです。
別に本格的なヤツじゃなくてもいいですが、コーヒーを淹れる時、ケトルの注ぎ口は細い方が淹れやすいです。
ペーパードリップの淹れ方
ペーパードリップは動画で僕が使っている道具で、コーヒーを淹れる一番代表的な淹れ方だと思います。
で、ここで必要な道具が、コーヒードリッパーとコーヒーフィルター (濾紙)。
*こちらも100円ショップで購入できます
1・コーヒードリッパーをカップ、または専用の耐熱サーバーにセットしたら、ペーパーフィルターのギザギザになってるところを横と下が逆になるように折ってセットします。(動画参照)
2・1にコーヒーの粉を入れます。(カップ1杯につきスプーン1杯が目安)真ん中の盛り上がった頂点に、指で軽く凹みを作ります。
3・2の凹みから外側に向かって円を書くように、少量のお湯を含ませて粉全体を湿らせたら10~20秒ほど蒸らし、中心から小さな「の」の字を書くようにお湯を静かに注ぎ入れます。(中心部分のみにお湯を注ぎます)
*この時、コーヒー豆が膨らんでくるのが美味しく淹れられてるサインです。
4・最初に注いだお湯が1/3くらいに減ったら、再びお湯を注いで必要な分のコーヒーを淹れます。お湯が落ちきったらドリッパーを外して出来上がり。
ネルドリップ
ネルドリップは、ざっくり言うと、ペーパードリップの紙フィルターが布になったもの。(というかネルドリップの簡易版がペーパードリップ)
ペーパーフィルターは使い捨てですが、ネルフィルターは洗って何度も使えるのが特徴。ただし、頻繁にコーヒーを淹れるわけではない家庭で楽しむには衛生面の管理が大変なので、個人的にはペーパーフィルターの方がおススメですかね。
淹れ方は基本的にペーパードリップと一緒ですが、ネルフィルターは最初に使う時に水洗い→コーヒーで20分ほど煮る作業が必要。
また、使うときごとにフィルターをお湯に通してから絞り、乾いた布に挟んで水気を取ってからセットします。
繊維が太く、目が細かいので雑味を抑えたまろやかでコクのあるコーヒーになると言われています。
サイフォン
喫茶店でよく見るアレです。
上部分(ロート)に粉を入れ、下部分(フラスコ)に水を入れてアルコールランプで水を沸騰さると蒸気がロートに上がってコーヒーを抽出。
アルコールランプを外すと、抽出されたコーヒーがフラスコに落ちてくるという仕組み。
理科の実験みたいでカッコいいですよね。
ただ、これは上級者向けというか、ネルドリップ同様に管理が大変なので、初心者にはおススメ出来ません。
僕は使ったことがないんですが、コーヒーを煮出す形になるので香りが強くなることと、ペーパードリップに比べて味にムラが出ないのが特徴らしいです。
フレンチプレス
名前から分かるように、おフランスのコーヒー道具です。
「え、これ紅茶の道具でしょ?」って思われるかもですが、実は元々はコーヒーを淹れるために発明された道具なんですね。
粉とお湯を入れてよく馴染ませ、フィルターを上げた状態で蓋をして4分ほど抽出したら、つまみを押してフィルターで粉を押し下げてカップに注ぎます。
豆の油分も抽出されるので若干濁った感じになりますが、油分に含まれた香りや風味がしっかり抽出されることや、難しい技術がいらないのが利点です。
ただ、細挽きの粉だと、出来上がりが粉っぽくなるので注意が必要ですよ。
直火式エスプレッソ
手動式エスプレッソマシーンです。
抽出の仕組み自体はサイフォンとほぼ一緒ですが、こちらは三層構造になっていて、下部に水、真ん中に粉を入れた「バスケット」をセットして上部のポットをセット、蒸気が漏れないよう蓋を閉めてコンロで火にかけると蒸気がコーヒーを抽出しながらポットに溜まるんですね。
直火で圧力をかけて抽出するので、他の方法に比べて苦みが強い濃厚なコーヒーを楽しめます。
細挽き深煎りの粉がおススメで、よく分からない時はアイスコーヒー用の粉で淹れるのがいいかもしれません。
他に、エアロプレスや水出しコーヒーなどもありますが、メジャーなのはこの5種類ですかね。
お湯の温度
コーヒー愛好家の間で未だに統一見解が出ないのが、抽出時のお湯の温度です。
エスプレッソとサイフォンは沸騰させるので温度は関係ないし、フレンチプレスは沸騰したてのお湯を注いで抽出するんですけど、問題はドリップ式のお湯の温度。85℃~99℃まで人や本によって適温が違うんですよね。
で、僕の経験則で言うと、90℃でも95℃でもぶっちゃけ味の違いは分からないので、あまり神経質にならなくてもいいって思います。
一回お湯沸騰させたらコンロを弱火にして、ふつふつ小さな泡が上ってくるくらいにしておけば大体美味しいコーヒーが淹れられると思いますねー。
ちなみに水には軟水と硬水があって、基本的にお茶もコーヒーも軟水で淹れる方が美味しいと言われてますが、日本の水は基本軟水なので水道水でも大丈夫だと思いますよ。
というわけで、「コーヒーの淹れ方」でした。
不安や不満も多い今日この頃ですが、イライラが溜まって「キィ――ッ!!」ってなりそうな時は、あえて手間をかけてコーヒーを淹れてみると良いのではないでしょうか。
ではではー(´∀`)ノシ
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