MCUドラマ「ムーンナイト」ネタバレあらすじ紹介&解説&考察 第六夜
ぷらすです。
今回は、2022年3月30日から放送を開始、5月4日に最終回を迎えたばかりのマーベルドラマ『ムーンナイト』全6話のあらすじを6回に分けてご紹介&解説や考察していこうと思います。
今回はいよいよ最終回の第六話。
はたしてマーク/スティーブンは現世に戻ることが出来るのか、そしてハロウによって解放されたラスボス・アメミットを止めることは出来るのか。
という訳で今回は第6話のあらすじと解説・考察をネタバレありでご紹介していきますので、ドラマ未見の方はご注意ください。
第六話"再生"
さて、いよいよ最終回。
死んだマークから奪ったアメミットのウシャブティ(石像)をハロウが掲げると、杖は斧?に変わって、ハロウの一味は墓を後にします。
墓石に身を隠していたレイラはマークの死体に駆け寄るも時すでに遅し。マークが完全に死んでいるのを確認したレイラは、ハロウに復讐するべく彼が置いて行ったスカラベを頼りに一味のあとを追います。
途中、エジプト警察に止められたハロウ一行でしたが、バージョンアップした斧をふるうと一人を除いて警察隊は死んでしまいます。
車の影に隠れてその様子を見ていたレイラは、ハロウに近づく機会を伺いますが、タウエレトが警官の死体を使ってマーク/スティーブンの「コンスを開放してほしい」という伝言を伝えます。
ついでにタウエレトは、レイラを自身のアバターに勧誘するも、素気無く断られてしまうんですね。
一方、アーサー・ハロウがやってきたのは「エネアド召集」が行われたギザの大ピラミッド。
エネアドのアバターたちも異変に気づくも時すでに遅し。
ハロウは圧倒的な力でアバター達を葬るとアメミットを解放。ワニ頭の巨大なラスボス、アメミットが登場します。
ハロウとアメミットが話している隙に、侵入していたレイラはウシャブティを破壊してコンスを開放。復活したコンスは言葉巧みにレイラをアバターに勧誘するも、レイラは毅然とこれを拒否。
復活し罪人の魂を求め、カイロの街へと繰り出そうとするアメミットの前に立ちはだかるコンス。
一方、葦の楽園に辿り着いたマークは自分だけが安らぎを得ることに納得できず、スティーブンを救うべくタウエレトの静止を振り切り冥界へと戻ります。
マークは、スティーヴンを見つけると「お前に救われた」「二人だから生きられた」と語りかけます。
「お前こそがスーパーパワーなんだ」と伝えたところでマークも凍りつきそうになるんですが、ここでオシリスの現世への扉が開き、タウエレトのアシストもあって二人は冥界の脱出に成功。
マークの身体はコンスが瞬時に合流することでムーンナイトの治癒能力が発動。ムーンナイトの姿で完全復活を果たします。
これまでの経験で自由に入れ替われるようになったマークとスティーブン。
ムーンナイトとMr.ナイトの姿を入れ替えながらコンスと交渉。見返りとして二人を解放する約束を取り付け、ムーンナイトはアメミットを追います。
一方、レイラにアメミットの倒し方を聞かれ「もっとアバターがいる」と、オシリスのアバターに言われたレイラは自身がタウエレトのアバターになることを選びます。
この時、タウエレトはかつてレイラの父を葦の楽園へと案内した事を告げるんですね。
その頃、アーサー・ハロウがピラミッドの頂上から紫の光を放つと、カイロの街中の人々がアメミットの裁きによって命を落とし、その魂を食べてアメミットは巨大化。
そんな中、瓦礫の中から金と緋色のコスチュームに身を包んだレイラが登場します。
一方、マントで空を飛んで追いついたムーンナイトは、ついにアーサー・ハロウと激突。なぜか巨大化したコンスもバックでアメミットと大怪獣バトルを繰り広げています。
その戦いの中、罪を犯したものだけを裁くというコンスと、罪を犯す前に裁くというアメミットの思想がぶつかり合います。両者の思想は似て非なるもので、コンスは「それぞれの選択」を重んじるのです。
ムーンナイトはアーサー・ハロウに追い込まれるも、それを助けたのはスカーレット・スカラベに変身したレイラ。
彼女の翼はハロウの魔術を跳ね返し、Mr.ナイト(スティーブン)はWスティックを武器に、ムーンナイトはカッターを武器に入れ替わりながら戦い、スカーレット・スカラベと共に1対3の様相でハロウを追い込んでいきます。
その余波で一般市民に危害が及びそうになる中、レイラが少女を助けると「エジプト人のスーパーヒーロー?」とアラビア語で聞かれ、レイラは「そう」とアラビア語で答えるんですね。
一方、追い詰められるムーンナイトの胸に、ハロウが斧の柄を突き立てようとしたその時、マークの意識は飛び、次の瞬間にはムーンナイトがハロウの額に斧を突き立てていました。しかし、わずかに手が動いていたことから、ハロウがまだ死んでいない事が分かります。
その向こうではアメミットに追い詰められたコンスが大ピンチ。そこで二人は瀕死のハロウの体にアメミットを封印することにしてエネアドと共に呪文を唱えると、アメミットはハロウの中に封印されてしまいます。
ハロウを殺さねば再びアメミットは復活するというコンスと、自分の意思で選ぶようにマークに告げるレイラ。
結局ハロウを殺す事を拒否したマークは、コンスに自分たちの開放を要求したのです。
解放されたかに思われたマーク/スティーヴンが目覚めた場所は精神病院のカウンセリング室。
コンスやアメミットが現実だとは思わないという医師に、マークは「俺が信じたら?」と問いかけ、自らの選択で現実を選びとります。
そして、スティーブンの部屋で目覚めたマークとスティーヴンが足につけた枷を忘れてド派手に転んだところで、ドラマ『ムーンナイト』最終回の第6話は幕を閉じ、まさにハッピーエンド――と思いきや、ここでMCUお得意のポストクレジット。
映し出されたのは精神病院に入院する一人の患者。アーサー・ハロウです。
看護師はハロウをベッドに連れて行こうとするが、そこに現れた黒手袋の男は、スペイン語で話してハロウを病院の外へ連れだし、その横にはいくつもの死体が転がっています。
男が真っ白なリムジンにハロウを押し込むと、待っていたのはMr.ナイト風のスーツを着たコンス。
コンスは、「マークは本当にコンスがレイラを次のアバターに据えると思っていたが、他のアバターなど必要ない」と話します。そして「あいつは自分が思うより病んでいる」と言い放つと、運転席から振り向いた謎の男はマーク/スティーブン――ではなく、第三の人格ジェイク・ロックリー。
ジェイクはハロウに「お前の負けだ」とスペイン語で告げると、彼に銃口を向けて発砲。この物語は幕を閉じるんですね。
解説・考察
というわけで、MCUドラマ「ムーンナイト」はこれにて終了。
最終話は随分駆け足な印象でしたが、最終回直前まで風呂敷を広げておいて、最終話になると大急ぎで回収するのは本作に限らず、「ワンダヴィジョン」からスタートしたMCUドラマのお約束になりつつあります。
で、最後のポストクレジットでいきなり登場したかに見える第三の人格ジェイク・ロックリーですが、実は何気に第1話からずっと登場しているんですよね。
最初はマークやスティーブンだと思っていたシーンも、今回のポストクレジットを見てから振り返ってみると「あれ?じゃぁアレもアレも、実はジェイクだったんじゃね?」となり、もう一回第1話から見返したくなってしまうという仕掛けなのです。いやー、マジ上手いわー。
そして、このポストクレジットですが、個人的には4・5話と同じく(というより意趣返し的に)映し出されている病院や介護士、リムジンなどの映像はジェイ・クロックリーの脳内の映像であり、現実にはマーク/スティーブンが見逃したハロウを、コンスの命を受けたジェイクが追い、手下もろとも殺害したのだと思っていたりします。(もしくはハロウの脳内の映像化かもですが)
他にも第一話からずっと、画面に映し出されている小道具やペットの金魚によって、スティーブンとマークの関係性を暗示したり、マークが作り出したスティーブンの性格には弟ランドールが反映されていたり、ドラマとは関係なく劇中のそこかしこにイースターエッグが隠されていたりと、目ざといファンが気づいてウシャウシャ喜ぶような仕掛けを実にさりげなく仕掛けているんですよね。
また、本作はMCU作品ではあるものの、ストーリー的に他の作品群とはほぼ交わらない独立した作品なので、いきなり本作から観ても楽しめるのが嬉しいところです。
別々の物語が有機的に繋がる作劇は今やMCUの代名詞でもある一方、新規ファンが入りにくいというデメリットもありますからね。
今のところ本作の続編は予定されていなくて、DC映画で言えばホアキン・フェニックスの「ジョーカー」的な立ち位置の作品らしいですが、そうは言ってもMCUなので、どこかでいきなりムーンナイト登場の線も、もしかしたらあるかもしれません。
個人的には、本作は綺麗に終わってるので続編はなくてもいいけど、もし続編や他作品にムーンナイトが登場するのなら、それはそれできっと楽しんじゃうんだろうなーと思いますねー。
というわけで、「ムーンナイト」完全ネタバレあらすじ紹介&解説&考察でした。
最後までお付き合いしてくださった方、本当にありがとうございます。
また他の作品でお会いしましょう。
ではではー(´∀`)ノシ
トーク版
前作
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?