MCUドラマ「ムーンナイト」ネタバレあらすじ紹介&解説&考察 第二夜
ぷらすです。
今回は、2022年3月30日から放送を開始、5月4日に最終回を迎えたばかりのMCUドラマ『ムーンナイト』全6話のあらすじを6回に分けてご紹介&解説や考察していこうと思います。
本当は6話分まとめてアップしようかと思ったんですが、入り組んだ複雑なストーリーや設定で、書いているうちに一万文字を超えてしまったので、今回の連載方式にしました。
このあらすじと解説・考察をネタバレありでご紹介していきますので、ドラマ未見の方はご注意ください。
第二話"スーツ召喚"
ストーリー:ベッドで目を覚ましたスティーブンは、昨晩博物館で起こった事が夢か現実か分からないんですが、博物館に出勤すると昨晩何者かに破壊されて大騒ぎになっていたことで夢ではなかったと確信。
警備員と監視カメラをチェックしますが、そこに映っているのはスティーブンだけでモンスターの姿は映っていません。
結局、博物館を破壊した罪で仕事をクビになったスティーブンは、先日見つけた鍵を持って貸金庫へ。その中には世界各国の紙幣の束と、“マーク・スペクター“という米国人名義のパスポートや銃器があったのです。
そこで、貸金庫のステンレス製の壁に映った自分が話しかけてくるんですが、それがスティーブンのもう一人の人格、マーク・スペクターなんですね。
マークは、自身のことを「コンスに仕える彼の化身(アバター)」だと説明。コンスとは月の神コンシュのことで、マークはスティーブンに邪魔をさせないことを約束をしていたと言う。
しかし、マークの話を信じられなず頭がおかしくなったと思ったスティーブンは、貸金庫の物を全て警察に提出し、精神病院に行こうとしますが、そこに3mはあろうかという長身に鳥の頭蓋骨を持つコンスが登場。コンス追いかけられるも何とか外に逃げ出したスティーブンは、バイクに乗ったレイラ(メイ・カラマウィ)と出会い、彼女のバイクで部屋に向かいます。
ちなみにこの時点で彼女は彼をマークだと思っていて、さらにマークがムーンナイトに変身できる事も知っている様子。
部屋に戻った二人の会話で、マークが突如レイラの前から姿を消し、一方的に離婚届を送り付けていた事などが分かりますが、水槽に映ったマークが「彼女を守るためだった」と説明するなど、”3人”の会話によってマークの過去が分かってくるんですね。
すると部屋に刑事が訪れ、スティーブンに同行するように要請。
博物館の破壊の件だと思ったスティーブンは大人しく車に乗り込みますが、実はこの刑事はハロウの手下で、スティーブンはハロウの元に連れていかれます。
そこで、ハロウは元々コンスのアバターだった事を明かし、「しかし、罪人が悪事を起こしてからでは遅い」ので、過去・現在・未来を見通し、罪人が罪を起こす前に裁きを下すアメミットのアバターになり悪なき世界を作ると話し、封印されしアメミットの墓を探すため、常に墓を指し示すためのコンパスであるスカラベを渡すように言うんですね。
しかし、今、スカラベを持っているのはレイラ。さらに「悪事を行う前に捌く」やり方に疑問を呈するスティーブンは「頭で考えるのは罪じゃない」と反論。「未来に罪を犯すからと赤ん坊も殺すの?」とハロウや信者に問うも話は平行線。埒が明かないと思ったハロウが力づくでスカラベを奪おうとしたその時、スカラベを持っているレイラが登場。スティーブンに「スーツを呼んで!」とスカラベを渡します。
ハロウは杖の力でモンスター(ジャッカル)を召喚し大ピンチに陥るも、マークには変わりたくはないスティーブン。
スティーブンにしか見えないジャッカルが襲い掛かったその時、スティーブンが変身したのは、英国式の背広(スーツ)に身を包んだMr・ナイトだったのでした。
それでもコンスの力でパワーアップしたスティーブンは、ジャッカル相手に健闘するんですが、やがて劣勢になり仕方なくマークにバトンタッチ。ムーンナイトに変身したマークはあっさりジャッカルを倒すも戦闘中に肝心のスカラベを落としてしまい、スカラベはハロウの手に。
スカラベを奪われた事を責めるコンスにマークは「奴らより先にアメミットの墓を見つける」と約束し、一路エジプトに飛んだのでした。
解説・考察
この2話では、ついにスティーブンのもう一人の人格マーク、そして彼の妻でもあるレイラが登場。
敵であるハロウの目的や、月の神コンスがそれを阻止しようとしていた事が分かります。
ちなみに、ハロウの手下の車の中でスティーブンは、過去にマークがエジプトで遺跡の調査団を虐殺した罪で指名手配されている事を告げられるんですね。
ちなみに、クライマックスでレイラに「スーツを呼んで!」言われたスティーブンが変身すると、背広姿になるというシーンは、原作で登場するムーンナイトの別バージョン「Mr・ナイト」を、設定を変えて登場させるファンサービスでもあります。
また、ハロウが元はコンスのアバターだった事、アメミットの力で「悪事を起こす前に罪人を罰する」ことで悪なき世界を作ろうとしている事が分かり、そんなハロウの考えに対してスティーブンが異を唱えるのは、犯罪の実行前(計画や準備行為の段階)に犯人を逮捕できる共謀罪や、政府の恣意的な運用によって内心の自由が侵害される可能性への批判であり、近年の世界的に不寛容で排他的な社会情勢への批判と警鐘でもあるんでしょう。
というわけで、MCUドラマ「ムーンナイト」のネタバレありあらすじ紹介と、解説・考察第二夜でした。
次回はいよいよ折り返し、第三話をご紹介します。
ではではー(´∀`)ノシ
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