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MCUドラマ「ムーンナイト」ネタバレあらすじ紹介&解説・考察 第四夜

ぷらすです。

今回は、2022年3月30日から放送を開始、5月4日に最終回を迎えたばかりのマーベルドラマ『ムーンナイト』全6話のあらすじを6回に分けてご紹介&解説や考察していこうと思います。

前回、ロンドンからエジプトに舞台を移し「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」的な展開もあった本作ですが、この第四回はある衝撃的な展開と、その後のラスト15分でファンを最もざわつかせた問題回でもあります。

という訳で今回は第3話のあらすじと解説・考察をネタバレありでご紹介していきますので、ドラマ未見の方はご注意ください。

画像出展元URL:http://eiga.com

第四話 "アメミットの墓"

第四話は前回登場したオシリスのアバターがコンスを封印したウシャブティ(石の神像)を石棚に並べるシーンからスタート。

天体を動かしたコンスが他の神々に封印されたことで、加護を失い気を失ってしまったスティーブン。レイラはそんな彼を起こそうとしますが、そこにハロウの手下が襲ってきます。

気を失ったままのスティーブンを庇いつつも、何とか敵を撃退するレイラ。

意識を取り戻したスティーブンはレイラと共にアメミットの墓に辿り着きますが、ハロウの一団が作った拠点はもぬけの殻。ここで自分と変わらないスティーブンに腹を立てたマークは、スティーブンがレイラに惚れていると指摘。自分の妻だから手を出さないようにと忠告します。

しかし、スティーヴンはレイラにキスされそうになり、マークがレイラから離れたのは、コンスが自分の次のアバターにレイラを狙っていたからで、コンスからレイラを守るためだった事を明かします。

それでも、レイラは「守ってほしくない。ほしいのは誠実さ」と返しスティーブンにキス。これに腹を立てたマークは腕だけ制御権を奪いスティーヴンを墓の中に落とします。

なんやかんやあって二人がさらに遺跡を進んでいくと突如銃声が聞こえ、現れたのは青い肌の謎の人影。
生きた人間を連れてきて、臓器を取り出してはカノプス壺に入れていて、どうやらミイラを作っているらしい。

スティーヴンはその一体を倒すが相手はもう一体いたらしく、俊敏に動く怪物(ヘカの司祭)は深い闇へとレイラを引き込むも、彼女は持ち前の戦闘力を発揮し怪物を倒すんですね。

一方、レイラとはぐれたまま潜入を続けるスティーブンは墓の中にマケドニア語を発見。

それで、なんとこの墓はアレキサンダー大王の墓だった事、つまりアメミットの先代アバターがアレキサンダー大王だった事が分かるんですね。
歴史オタクのスティーブンは大興奮しつつも、ミイラの口からアメミットが封印されているウシャブティ(石像)を取り出します。

一方、ハロウと遭遇したレイラは、父を殺した一団の中にマークがいたことを知らされ動揺しながらその場を立ち去るり、レイラと再会し、父親を殺したのかと詰め寄られたマークは、自身の相棒(上司)が皆殺しにしたことを明かし、さらに発掘団を逃がそうとした自分も撃たれた事を明かします。

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それに対しレイラは、マークがずっとその事実を黙っていたことや、罪悪感から自分に近づいたのではないかと失望。

そこにハロウの一団が現れ、コンスから自由になったマークに立ち去るか、自分たちと闘うかの選択を迫るとマークは敵三人を倒します。

しかし、次の瞬間ハロウに胸を銃で撃たれたマークは、アレクサンダー大王の墓の水場に倒れ込んでしまいます。

水の中をどこまでも沈んでいくマーク。

すると画面は80年代ドラマの様なレトロな映像に。
その中ではインディー・ジョーンズ的な探検ドラマが流れ、中年男性と少年が会話しているんですが、少年は男性の事を「スティーヴン・グラント博士」と呼んでいるんですね。

カメラが引くと、そのドラマが流れているのは真っ白な病院で、患者や看護師の様子からそこが精神病棟であることが分かります。

そこにはマークが一方的に話しかけていた銅像パフォーマーや、ギフトショップの上司、ハロウの手下の刑事や、患者服を着たレイラの姿も。

そして、車椅子に足を縛られたマークは、その手からムーンナイトの人形を落とすんですね。

そんなマークに「現実と頭の中にあるものの区別がつかないんだね」と語りかけるのはアーサー・ハロウと同じ顔の医師。

彼はマークが見続けているスティーヴン・グラントが主人公の『トゥーム・バスター(墓荒らし)』というタイトルの映画の悪役が好きだと語ります。

鎮静剤を打たれた影響で意識が朦朧としているマークですが、医者に「思い出すのは君の過去か?それともスティーヴンか?」と問われ、徐々に記憶を取り戻します。

目の前の医者、ハロウに撃たれたことを思い出した看護師を振り切って逃げだしたマークがある部屋に逃げ込むと棺があり、それを開けると出てきたのはスティーヴン。

初の物理的な対面で、二人は思わず抱きしめ合います。

一緒に逃げ出す二人が見た別の部屋にはもう一つ荒ぶる棺がありましたが、二人はこれをスルーします。(恐らくは三人目の人格が入っているんでしょう)

そしてラストシーンで開いた扉から現れたのは―――直立歩行のカバ

可愛い女性の声で「ハーイ」と手を振るカバに、マークとスティーブンが悲鳴を上げてこの回は終了するんですね。

解説・考察

全六話の中でファンを最もざわつかせたのが、この第四話でした。

「え、今までのは全部精神病院でマークが見た夢だったの?」と思わせるラスト15分。

まるで夢野久作の「ドグラマグラ」を想起させる展開ですが、病院にスティーブンが登場したことでその線は取り合えず消えています。

そして最後に登場した直立歩行の喋るカバは、タウエレトという出産や生を司る女神だそうです。

このラスト15分の仕掛けは、マーク/スティーブンが解離性同一障害であることを知るファンに向けてのサプライズでもあり、僕もまんまと驚いてしまったのでしたw


というわけで、MCUドラマ「ムーンナイト」のネタバレあらすじ紹介と解説・考察 第四夜でした。

配信後、ネット上ではファンの間で様々な考察が行われていました。

というか、僕も精神病院のシーンには驚いたものの、すぐ「これはマークの精神世界なんだろうなー」と納得したんですが、ん? だとしたらマーク死んじゃってるじゃん!っていうw
なんせ、肝心のコンスは他の神様に封印されちゃってて、マーク/スティーブンにムーンナイトの治癒能力はありませんからね。

そんな様々な問題と謎を含みつつ、物語は第五話へと続きますよ。

ではではー(´∀`)ノシ

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