平成30年北海道胆振東部地震
ぷらすです。
既にテレビやネットでご存知かと思いますが、今朝、午前3時すぎ北海道胆振東部を中心に大きな地震がありました。
僕の住んでいる旭川市は震度4の揺れ。北海道胆振地方中東部では震度6~7という前代未聞の揺れが観測されたそうです。
旭川は基本、地震や台風被害の少ない土地でして、寝ている時に目が覚めるほどの揺れは、多分僕が幼児の時以来だと思います。
で、情報を得ようとテレビのリモコンを押しても電源が入らず、「おや?」と思って部屋の電気をつけようとスイッチをカチカチしても全然で、もしかしてブレーカーが落ちたのかと調べたんですが何ともなくて。
「あー、停電かー」と思って、暗闇の中トイレで用を足して水を流すとちゃんと流れる。試しにガスを捻ってみると点火される事を確認。
自室に戻ると友人からLINEが入っていて、旭川中が停電してるらしいことが分かりました。
でも、それ以上はどうすることも出来ないし(真っ暗だし)、朝になれば停電も直っているだろうと楽観的に考えてそのまま眠って起きたら、まだ、停電続行中。
スマホで調べてみると、どうやら北海道全域が停電しているらしい事が分かりました。
それでも、この時の僕はまだまだ呑気なもので、「まぁ午前中くらいには復旧するだろう」なんて軽く考え、炊飯予約していた電気ジャーは使えないので鍋に移してガスでご飯を炊いて、あとは部屋でマンガを読んだりしながら復旧を待っていたのです。
しかし、午後1時すぎても一向に電気が復旧する様子はなく、スマホの方も繋がりが悪くなって行く状況。
そこで、車のカーナビについているワンセグでテレビをつけて愕然。
北海道胆振地方中東部を震源とした地震によって、札幌周辺ではマグニチュード6.7、厚真町(あつまちょう)では震度7の地震で大規模な土砂崩れが起こり多くの人が亡くなったり怪我をしたり、行方不明になったりしているニュースとその映像が映し出されていたのです。
また札幌でもかなりの被害が出ているようで、ただでさえ、つい先日台風によって大きな被害を受けたばかりなのに、地面の液状化や地割れ、建物の倒壊などの映像が次々に映し出され、ここにきて僕はやっと事の重大さを知ったのです。
そこで、動揺しつつも旭川に住む家族ぐるみで付き合いのある従姉妹に電話すると、新築の家がオール電化のために停電でご飯も炊けない状態だと。
そこには中学生と小学生の男の子がいるし、ご飯がないのは困るだろうと朝の経験を活かして鍋でご飯を炊いて、冷蔵庫に入っていた我が家の畑で採れた豆と豚肉で煮物を作って届けに行ったんですが、国道すら信号が止まっていたので、注意しつつ車を走らせて何とか従兄弟の家にご飯と煮物を届けて帰ってきました。
その間にも、友人とLINEで情報交換したりしつつ、明るいうちに用意するものは用意したら、あとは何も出来ないのでぼんやり過ごすばかり。
とにかく、電気がないとテレビもラジオもネットも出来ない状況なので、車のエンジンをかけてスマホを充電したり、懐中電灯の明かりで早めの晩ご飯を食べたり。
やがて、夜になるとあたりはビックリするくらい真っ暗になって心細さばかりが募ります。
復旧状況を見ようと表に出たら驚くくらい星が綺麗に見えて、普段なら「おー! 綺麗だなー」なんて思うのかもですが、状況が状況だけに心細さが募るばかりでした。
そうこうしているうちに、午後9時近くなって我が家の電気は復旧。
文明って素晴らしい!(涙)
って思いましたねーw
ただ、まだまだ旭川だけでも停電が続いている地域があり、北海道全体の電気が復旧するには最低でも7日はかかるのではないかというニュースが流れ、県民ショーをつけると、データ画面にはこの地震の被害状況が流れていました。
政府は今回の地震を「平成30年北海道胆振東部地震」と名付けることにしたそうです。
今のところ僕の住む旭川には地震の直接的な被害はないようですが、何度か消防車のサイレンが聞こえていてちょっと心配です。
北海道、特に旭川の人は(僕も含めて)災害に対する意識が低いんですが、今回の経験でもっとちゃんと考えなくてはと思ったし、これまでの常識では考えられないような大災害が、いつ、どこで起こっても不思議はないんだなと思い知りました。
何より驚いたのは、停電になるとスマホが繋がりづらくなるって事ですね。
全ての電気が止まるっていうことは、“そういう事”なんだなと。
今も、被災者救出やライフライン復旧、被災者支援のために尽力されている方々には本当に頭が下がる思いです。
普段はあまり気にもとめないけれど、そうした人たちのおかげで、僕らの生活が守られているということが、今回の件でよく分かりました。
同時に、被災し怪我をした人たちや、今も暗闇の中で心細い思いをしている人たちには心からのお見舞いを、また、今回の大地震の被害に遭われて亡くなられた方々には心からお悔やみを申し上げます。
2018/09/06 青空ぷらす
追伸:Twitterのリプを下さった皆様、本当にありがとうございました。
とても心強かったです。
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