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‐排泄 浣腸室の淑女‐
ぎゅるるるるるッ!!
女のはらわたから雷鳴のような音が響いた。
内臓がかきむしられるような地獄の苦悶の中。
エレキは呂律も回らないまま
恥ずかしい口上を延々と言わされる。
そのくぐもった声は浣腸室の外にも漏れ、
好色な兵士が人だかりをつくっていた。
「おい、何分我慢させられてるんだ?」
「苦悶の声がしてから、もう1時間はたってるよな」
「しかし、あの気丈なエレキが、ウンチさせて!だって
‐永遠の10分・苦悶地獄‐
ゼリク城
浣腸室から
くぐもった女の声が聞こえると。
廊下を歩いている兵士が聞き耳を立てる。
「おい……
あれエレキの声だよな……?
あのエレキが苦しいだのなんだのって……」
「グアグェス様に浣腸されてやがるのか!?うひぃぃ」
「あのエレキじゃ、責め甲斐がありそうだ」
「悲鳴を聞く限り、グァヴェス様もさぞかし力がはいっているとみたぜ」
「くうぅぅぅぅ!!」
浣腸室内では、
赤いシルク
‐イルリガートル浣腸器‐
その日
エレキと手下は、
発注した拷問具を取りに、ゼリクの城下街へ出向いていた。
「エレキの姉御!この大陸は、なんだか豊かでいいもんでさぁな」
「そうでもないよ。
よく見てみな、城下街の人間は、やつれているじゃないか」
「……姉御も働きすぎじゃないですか?
せっかく馬車に乗っているんですから、座ってくださいや」
「あ、あたしは立っているのが好きなんだ……。
……ああ、それに……そろそろ姉御
‐浣腸液を積んだ馬車‐
エターナへの旅路……
深い森の道をミディアたちは行く。
「ねぇファム……まだ先……?
遠くない?エターナ……」
「そうだファム……、も……もう足が棒のようだよ。
……アークメイジってのは体力ないんだ」
「よく言うわ……、あんなに何回もするくせに……」
「あれは別だよぉ……」
「ま……仕方ないわね……、ここで野宿をしましょう」
森の中腹
広く開けた場所を見つけ、ファムがテントを組み立てて
‐四天王・針のアブグラ-
昼過ぎに宿屋をチェックアウトする一行。
「おはようございます、昨夜はお楽しみでしたね」
まるで昨日の情事を知ったようなそぶりで
宿屋の主人がニヤつきながらラユツに言った。
それを聞いたファムは
カァァ……と
頬が赤くなる。
「……何?ラユツもなんだかニヤけ顔で……」
「いいの、ミディアは気にしないで!
さ、今日も冒険の酒場で仲間を探さないと……ね」
「ええ!僕は……?まだパーティーじゃ
-女性を味わう一夜-
小さな宿の寝室、
年上の女性の部屋に呼ばれた興奮気味のラユツは
ゼリク城の姫とお付きの女騎士であることを明かされる。
とてもびっくりしたが
マイペースなラユツはやや興奮気味に饒舌だった。
「ああ、悪魔?契約したよ。
ミディア姫様達が追っている男も」
「ミディアでいいわよ」
「あ、ああ、ミディア達が追っている男も同じ悪魔と契約を交わしたんじゃないかな?」
「……本当?なんで同じだとわかるの
‐酒場のアークメイジ‐
森を抜けると小さな貿易港についた。
-貿易港スクトリア-
異国からの旅人が集い、
酒場はギルドの募集や、傭兵斡旋所を兼ねている。
ミディアとファムは
その酒場で早い夕食をとっていた。
「ファムは、冒険者や傭兵の名簿をみていたけれど、よさそうな人はいた?」
「ミディア……あなたは、食べてばかりいたわね」
「あはは……異国の食べ物ばかりだけど、おいしくて……」
「まあ……、
そうね。2年も
姫騎士ミディアと肛魔の城
ゼリク城が隣国の手に墜ちたのは、もう2年前のことだ。
突然の奇襲に兵士は善戦したが、
突如として現れた怪しげな術を使う魔導師ひとりが
兵を混乱させ、操り、敵軍へと寝返らせてしまった。
父は殺され、
私と母は地下からなんとか逃げおおせたが
ソフィアお姉さまだけが取り残されてしまった……。
父の敵でもある君主グアヴェスは
女性の肛門や排泄(はいせつ)……薬液の浣腸(かんちょう)を好む変質家(へ
‐女兵士ファムの懸念‐
クァァ……
一羽の烏が鳴いた。
彩冷える、彼誰時…
深い森の滝壺で
ミディアは木刀に石を括りつけ、剣術に励んでいた。
腰に布きれをつけただけの、あられもない姿である。
滝壺したたるの泉では、
おさな馴染みの女兵士
ファムが泉で水浴びをしている。
「ミディア、精が出るじゃない」
「ええ、そのうちあなたに追いついてみせるわ」
ファムは城が教われた時、ミディアと王妃の脱出を助けている。
女で