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こんもり丸い甲羅とブラックandイエローのカラーが可愛いマレーハコガメ

人生で初めて飼育した爬虫類、ミシシッピニオイガメのニックがお迎えから3週間ほどで亡くなってしまった俺は

もう2度爬虫類なんて、亀なんて飼わない!

とはまったく思わなかった。

1度もエサを食べる姿が見れず、なにもできなかった自分に悔しさしかなかった。

たった3週間しか生活をともにできなかったニックの死を経験して

ホントなら飼育する前にしなくてはならない、亀についての情報収集を始めた。

当時はインターネットが今ほど普及しておらず、ひたすら本屋で亀の飼育書を読み漁った。

けっして購入せずに、自宅から通える本屋はすべて周り立ち読みしまくった(買え)

そして生体の選び方、亀の種類ごとの飼い方などの知識をつけてあらためて例の(ニックを迎えたペットショップ)総合ペットショップへリベンジに向かった。

俺が亀の飼育書を読み漁り、亀の飼育リベンジに選んだ種類はマレーハコガメ。

黒いボディに少しこんもりとしたドーム状の甲羅、顔に入る黄色いラインがチャームポイントだ。

幸いショップに水槽には10匹以上のベビーから少し育ったヤングサイズのマレーハコガメが元気におよぎまわっていた。

動きはバッチリだ。

今回の俺は、前回の勢いで亀を飼ってみたくなった初心者どころか無知な時とはひと味違う

なぜならめっちゃ飼育書を立ち読みしまくってるのだ。

この中から絶対に元気な子を見つけ出してやる。

鼻息荒く、マレーハコガメの水槽の前に15分近く張りついていた(迷惑)

そして1匹の甲羅がまんまるのマレーハコガメを運命の相手に決めた。

でも個体差なのか、甲羅があんまり丸くない子にも運命を感じずにはいられなかった。

結局どちらか選べず

今回は優しそうなスタッフのお姉さんに声をかけた。

前回のようにエサを食べないなんてことがないように、熟考して選んだ個体だが

念には念を

お姉さんにもエサ食いを確認した。

するとお姉さんがおもむろに人差し指を亀の顔の前に持っていく

亀たちは、我先にお姉さんの指を食べようとしている。

お姉さんはその様子を俺に見せて

「この感じなら手からもごはん食べますね」

と微笑んだ。

釣られて俺も微笑んだ(キモい)

そんなこんなで、俺は新たな家族2匹をお迎えした。

名前はグッチとプラダ

甲羅が丸いほうがグッチで、扁平なほうがプラダ

グッチのほうが少しだけ大きい。

今回は前回のミシシッピニオイガメとは違い、しっかり紫外線を必要とする種類なので

水槽と紫外線ライト、バスキングライトも購入した。

あとはお店でもらってるカメのエサも買った。

そしてこれから始まるグッチとプラダとの生活に期待をしながら

少しだけニックのようにならないか不安も感じながら自宅に向かった。

そして自宅に帰り、早速飼育環境をセッティングしグッチとプラダを中に入れた。

そして緊張の一瞬

エサを水槽にひとつまみばら撒いた

2匹ともすごい勢いで食いついた。

めっちゃホッとした。

そういえばその頃、お迎えした初日はエサあげないでとか言われなかったな。

まぁ20年以上経った今もエサをあげてしまうことはあるんだけど…

とにかくやっと爬虫類飼育のスタート地点に立てたみたいだった。


続く

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