長き夜に思う
疲れた身体をソファーに横たえ思う存分伸びをしてみる。
強張った身体が、ミシミシと音を発てて悲鳴を上げている。
この歳になって、初めて実感するこの身体の衰え。
どの様に身を繕っても、隠しきれない疲れ顔、首まわりのたるみに、ちりめんのような皮膚。
五十代の頃『もう歳だからスタミナが…』なんて言ってたけど一旦馬力で、何とか皆と同じように仕事することができた。 70年も人間をやっていると、そんなもんじゃないぐらい、チョッとしたことでも身体にきいてくる。 それより何より、気力が湧かない。
やはり、もう潮時かな?
人生の幕引きは、自分で考えなくちゃ。 最期の花道どうしようかね。