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片付け大事なのだけど、継続するのは難しい

片付けは大事なのは知っている。おそらく、大体の人にとっては大事なことだと思う。そして、毎日行われていることであろうと想像している。
これまで、幾度となく、片付けに取り組み、継続するも途中で大きな中断を余儀なくされてきた。

生活の中で、仕事の割合が大きくなると、その傾向にあると思う。自分の中では生活に仕事が占める割合は小さくない。仕事で認められる、認められずとも解雇されないということが生きていく上では必要と考えている。仕事をしなくても食料を得たり、収入を得たりすることが自分には難しいからだ。

しかし、生活の中で、仕事の割合が増えると、片付けができなくなる。仕事に時間を取られて家にいる時間が少なくなることと仕事で疲れてしまってやる気が起きないということが原因としては大きい。

それならば、毎日少しづつでも片付けたらよいではないかと言われそうである。でも、それができれば苦労はないし、ここでこんなことは書かない。そのような中で、たまたま出会った本がある。石井 朋彦さんの『新装版 自分を捨てる仕事術』である。この本はタイトルから分かるように片付け本ではなく、ビジネス書である。余談だが、悩んでいることと関係ない本でも解決の糸口になることがあるので、読書は面白い。

まずこの言葉が気になった。

自分のなかに、何もないのに、
自分のやり方にこだわるからこそ、苦しいのだ。

石井 朋彦. 新装版 自分を捨てる仕事術 (p.29). WAVE出版. Kindle 版.


自分のやり方でうまくいかないのだから苦しい。その通りだ。うまくいくように望んでいるのに、現実にはうまくいかなくなってしまう。これは長期的に心のダメージが大きい。どうせダメだと思うようになってしまう。

そこで、石井さんは次のように提案してくる。

いったん、自分を空にして真似してみる。
そのなかで、自分のなかに残るものだけを、「必要なもの」だと判断し、なじまなかったものはきっぱりと捨てる。

石井 朋彦. 新装版 自分を捨てる仕事術 (p.63). WAVE出版. Kindle 版.

自分を捨てて真似をする。さて、誰の真似をしてみようか。せっかくだから石井さんの真似をすることにした。朝一番最初にしていることが書類を捨てることだという。


出社前にやるべきこと 92ページ
「会社に入ったら、机の上に届いている郵便物や書類に目を通し、ほぼ捨てます。本当に大事なもの以外は、しっかり記憶して、捨てる。」

石井 朋彦. 新装版 自分を捨てる仕事術 (p.92). WAVE出版. Kindle 版

これまでの自分を捨てて、職場に着いたら、書類を捨てるようにしてみた。忙しくない時はうまくいった。忙しくなると、よっぽど強い意志で向かわないとやらなくなってしまう。このあたりは、早めに出勤するなどして時間を確保するほかないだろうと考えている。ただ実践してみて、朝に書類を捨てるというはよいと思った。その理由は、帰りだと疲れていて捨てられないのである。必要なのか必要でないのか判断ができず、とりあえずとっておこうとなってしまう。それが朝だと意外と判断ができる。これはいらないと思い切れるのであった。この点は、真似てみて気がついたところだった。ちなみに書類を捨てやすいようにゴミ箱の他に段ボールを机の脇に置いてある。使い終わった書類を保存するのではなくとりあえず捨てられるようにしている。

職場に着いたら書類を捨てるのバージョン違いで、家に着いたら一番に郵便物、レシートや紙類を捨てるようにしている。これはまずまず続けることができている。職場で書類を捨てるよりも負荷が少ないからかもしれない。家に帰ったら、ご飯それともお風呂、よりも先に片付けである。バシバシ捨てる。捨てることに快感すら覚える。職場でも同じように感じれたら続けられるかもしれない。これは真似なのかと言われると言葉に詰まるが、真似したことから出てきたことだからよいことにしてほしい。

ここまでが現時点の状況である。これから年始を迎え、続けられるかが自分の来年の目標である。書いているうちに、来年の目標が定まったのでこの辺で一旦話を終えることにする。


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