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同人誌の買い方

 野郎系同人誌即売会イベント「野郎フェス」に参加した。いやそれだけならば何ら特別なこともないが、いつもと違うのは初参加の友人を連れて入場することだ。初めての野郎フェスということだったのだが……ちゃんと小銭に崩してあるし、サークルチェックはきっちりしているし、文学フリマを経験しているということで特に教えることなんてないのでは……?とおもったのだが、意外と説明したり案内できたことも会ったなって感じ。チケット購入手順とか、12:00に開場だからお昼ごはんは本買ったあとゆっくり食べるのが無難そうとか細かい判断はやはり経験者であったまさいぬさんが主導していった気がする。おそらく私よりもコミュ力も高くお出かけしたりデートをたくさんしてそうな感じの人をエスコートしてるのはなんか不思議な感じだ。

 今回は購入したチケットごとで集合時間と入場時間が細かく切られている。会場が横浜産貿ホール マリネリアであったので、時間調整に山下公園で海に浮かぶ船を眺めたりとか、植わっているお花を見たり……みたいなルート選択もすむーずにできたのも横浜で同人誌を買ったのが3回以上あってこそである。公園を歩きながら「回る順番は基本的には買いたいところからで大丈夫だけど迷ったら大手よりも小規模サークルを回ったほうがいい、大手サークルは自分がどれだけ売れているかよくわかって在庫を潤沢に準備するけど、小規模サークルはたいてい売れ残ってると思いきやたまに、需要を大きく見誤って一瞬で売り切れてたりすることもあるから」なんておたくの先輩っぽい話をしていた。かつてひとりで歩いた道を殿方と歩いている……って殿方って別にそういうお相手じゃないですからね!友達だから!かっ………勘違いしないでよねっ!

 今回は本を出している知り合いが増えたので色々とご挨拶もはかどる感じである。昔サークル参加したネットでのみ繋がっていたお知り合いに緊張して声をかけられずに、あとから声かけろよ!と怒られたこともあってか今回は迷ったら声かけるの方針で行っている。おたく活動で増やそうとしたわけじゃないのにおたくイベントで知り合える知り合いが増えたというのはなかなか不思議なものだ。ゲイの世間は狭いというやつなのか。いやはや新宿読書会はある意味おたく活動に含まれるのか……?まぁインドア引きこもり趣味でも繋がっていけることもあるもんだなぁってかんじ。


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