【詩】お月様食べそこないました!
百匹の黒猫
の上に
百匹の白猫
の上に
百匹の三毛猫
お月様の明るい晩に
のら猫たちが塔作る
ぐらぐらするけど
ドキドキするけど
そおっとそおっと
お月様に向かって
甘くて
おいしいおいしい
お月様
一口でいいから
みんな食べたくて
気まぐれ猫たち
がんばった
ところが!
一番上のちび三毛が
金色お月様に
前足のばしたとたんに
くしゃみして
長い長い猫の塔
ぐらぐら
ばたばた
くずれてしまって
この無鉄砲は
おじゃんになったとさ!
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