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はじめに

※2021年12月に書いた『私が感染した理由』という記事から「はじめに」を転記します。

はじめに
症状経過と医療とのやりとり
気づき1「食と医療」
気づき2「社会毒と地球環境」
気づき3「感謝」
感染した理由とは

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2020年3月上旬という割と早期にコロナと思われる症状を発症した私は、当時その理由を「自分が先に経験することで対策を探し、同じように苦しむ人の症状を少しでも和らげるため」と理解するようにしていた。
そう思い込まなければ、心も体も保てない程の状態だった。

発症10日頃に肺症状とひどい水下痢が始まり、そこから液体のみしか口に出来なくなる。
みるみる体が弱っていき病院へ行くと、感染者扱いされるものの「心因性」で片付けられる。
しかしさらにその後の激しい体の異変続きから「命に関わる、死人が出る」と感じ、自分なりに対処法をまとめてTwitterで公開しようと決めた。

作った資料の内容は、同じような症状に苦しむ方とやり取りさせて頂いて得た情報を、自分で試した上での対処法に絞った。
痰が絡んだときは上半身を起こして休む、
発作時の緑茶、症状に対するツボ押し、
日光浴、手浴や足湯など、
あくまでも気休め程度の情報であった。

資料作りで久しぶりにパソコンと向き合ったためか、作成後に体調がひどく悪化してしまい、ベッドから6日間ほぼ身動きが取れないほど体は死へと向かっていった。
それでも後に僅かながら参考にして下さった方もいたと知り、身を犠牲にしてでも作成して良かったと思っていた。
次から次へと新たな耐え難い症状が始まるのは、自分が全ての症状を経験し、自身の体を実験台にして対処法を見つけ出し、他人に少しでも対策を提示するためでは、という思考回路になっていた。

このように、発症初期の頃までの私には、自己犠牲の念が強くあった。


2021年1月1日、私の意識は大きく変わる。
コロナに対して心から感謝の想いが湧いてきた。
私がコロナに感染した理由は、他人のためではなく、自分のためであったと気づいた。
おそらく生まれる前から自分で感染すると決めていたのだとーー。