日曜朝からフィンランド#3
2024年6月30日(日)もクラブハウスの「もっとフィンランドを好きになる」枠で、日曜朝からフィンランドをお届けしました。
毎回どんな風に始めようかと考えるのですが、今月は、音楽を流しながら始めさせていただきました。曲が、かなりアゲアゲな曲だったので、静かで穏やかな日曜日の朝8時によいのだろうか…と迷いながらのお届けでした。
BGM的に流したのは、こちら。(YouTubeの公式チャンネルへ)
フィンランドのラッパーデュオ JVFのTarkenee(タルケネー)
国立競技場で6月22日に開催されたラグビーチャレンジカップ 日本対イングランド(対戦成績 17対52で日本は残念な結果に)の前半と後半の間の15分の休憩時間に流れてきたのです。一緒に観戦していたフィンランド人と盛り上がりました。なんでなんだろう!?と言いながら。調べてみると、アイスホッケーの北米リーグのBGMCDに採用されているのですね。NHLで活躍しているフィンランド人選手は多いので、こんな風に音楽も外に出ていくのかもしれません。
ユニクロ×マリメッココラボ
今夏のユニクロ×マリメッココラボ商品。みなさん、お手に取られたでしょうか。近しい友人は、お得な価格になっていたので、欲しかったデザインのものを迷わず全部購入した、と言っておりました。電車や街中で、ちらほら見かけるのですが、まったく見かけない…というお声もよく聞きます。今日、クラハに来てくださった方も、町で見たことがない、とか、購入したもののまだ着ていない、というメッセージがありました。みなさま、ぜひ、着てでかけましょう!
フィンランド語必須単語持久走1000
4月に初めて対面式で授業を行い、今回はまた通常通りオンラインに戻っての授業でした。初めて参加してくださった方もいて、楽しんでいただけているとよいなと願っております。辞書を駆使し、派生語、類義語のご紹介から、使い方のご案内まで。辞書が教えてくれることをあれやこれや、確認しつつポチポチと進んでいます。なんだかんだと言いながら600番台中盤までやってきました。単語だけに特化したかなり変わったことをやっております。フィンランド語の文法とか長文を読むというのは、大変そうだけれど、フィンランド語に触れたいという方もぜひどうぞ。
次回の開催は、8月31日(土)
詳細は、マトカトリさんのWEBサイトでご確認ください。
フィンランド関連新刊続々
「しずかなところはどこにある?」
レーッタ・ニエメラ 文 島塚 絵里 絵と訳 岩波書店
絵本です。フィンランドにも魅力的な絵本はたくさんあります。翻訳してご紹介したいと思う作品も多いのですが、「大人の事情」とやらがあるようで、ご紹介してもなかなか出版までたどりつくことのない絵本。そんな中、出た!というのでうれしい限り。島塚絵里さんの絵が魅力的。楽しく、かわいく何度も見返しました。本文の内容は、う~ん、う~むとうなりながら、立ち止まりながら読みました。
「眠れない夜に思う、憧れの女たち」
ミア・カンキマキ 著 末延弘子 訳 草思社
前作の「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」が好きだったという方はきっとはまるに違いない作品。
比較的近所の少し大きめの書店にはさりげなく並んでおりました。外国文学の棚が少なくなった中で並んでおりましたので、いわゆる都心の大型書店ではないところで出会えたことにちょっと喜びも感じました。
「奇跡のピアニスト 舘野泉」
サリ・ラウティオ 著 五十嵐淳 訳 舘野泉 監修 みずいろブックス
フィンランド好き、クラシック音楽好きの方であればご存じの方が多いピアニストの舘野泉さん。その舘野さんの評伝。日本語版を出すにあたっては、舘野さんご本人が監修されたので、事実確認もより正確にできたそう。写真もふんだんに使われており、舘野さんご自身が提供してくださった写真も日本語版ならではの特典だそうです。編集者さんに伺ったところ、長年、舘野さんのことをスタッフとして支えてこられた方も「初めて知るエピソード」も多いのだとか。ピアニストになるまで。ピアニストになってから。ピアノの師として、後進の指導、そして、ご家族のことなど、日本からフィンランドへ渡った人物の生い立ちから現在(2022年)に至るまでの出来事を、社会の変化、世相の変化、考え方の変化も含めて感じとることができる一冊になっているようです。
私はまだ、未読ですが、きちんと読んで、改めて感想等をご報告できればと考えています。
オフレコ話を3つほど。
クラハでお届けした内容を、このようにNOTEに記録として残しているのですが、すべてを記録するとせっかくクラハまで聴きに来てくださった方との違いがないことも気になっておりまして、記録には残さないお話もさせていただくことにし、今回は、3つ(珍しく多いです)お届けしました。どんなオフレコ話をしているのか、気になる方は、次回ぜひ、オンラインのクラハへお越しください。
次回の「日曜朝からフィンランド#4」は、7月28日(日)朝8時からです。