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日曜朝からフィンランド #7 10月の巻

やっと秋らしくなってまいりました。とは言え、上着は持ち歩いておりましたが本日もまだ半袖で過ごしました。本日、クラハでお届けした「日曜朝からフィンランド」の文字版をお届けします。

稲刈りとベリー摘み

職場での週明けの会話は、週末はどんなことした?で始まります。先週末は高校時代の友人が始めた農業のお手伝いで稲刈りへ。日本の風習に興味津々のフィンランド人たちは、目をキラキラとさせ、田植えも稲刈りも興味あり、と意思表示。稲刈りが手で刈るということと、作業時間は、5時間以上と伝えた途端に、遠慮する…と即答。森の中でのベリー摘みの経験が豊富な彼ら。腰が痛くなる作業は、嫌なようです。
筋肉痛の状態の確認をされ、腿が痛いくてたいへんだけれど、腰痛はない、と伝えたところ、身体がちゃんとできている証拠、と褒められました。

この状態で2-3週ほど干すのだそうな。

一方で、稲刈りに参加したメンバーには、ベリー摘みに慣れているフィンランド人の日常を伝えたところ、こちらも興味津々。冬が厳しい北欧のフィンランドでは、冷凍保存したベリーは冬の間の大切なビタミン源になるというようなことも熱弁し、久しぶりのフィンランド布教活動となりました。

タピオ・ヴィルッカラ展が!

moi のお二人と『今週のフィン活について報告し合う』なんてことをやっていた頃、マスターの岩間さんが何度となく実現することを期待されていた、グラスアートの巨匠タピオ・ヴィルッカラ一人だけに特化したアート展が2025年4月5日から東京ステーションギャラリーで始まるという情報が…(展覧会の日本語での表記は、ヴィルカラ)。リュート・ブリュック展が素晴らしく、人気もあったからでしょうか(2人はご夫婦、念のため)。今から楽しみてございます。


タピオ・ヴィルッカラが手掛けたガラス製品
我が家にあるものでご紹介

フィンランド映画祭2024

恒例の『フィンランド映画祭2024』が今年もユーロスペース@東京・渋谷で開催されるようで情報が公開され、全作品をチェックしました。
今年は、一つを除いて全て本国フィンランドでの公開が今年2024年。早い時期の公開に驚きです。

1984年にラップランドに墜落したミサイルのことを実話に基づいて描かれている『ミサイル』、森林保全に熱心に取り組む今の若者たちに取材して映画したという『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ア・フォレスト』は特に気になる作品。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ア・フォレスト』を
鑑賞される方にぜひ手に取っていただきたいのが翻訳させていただいている
「フィンランド・虚像の森」(新泉社刊 Metsä meidän jälkeemme)

ユーモア小説として人気のあるトゥオマス・キャロ作の『頑固じいさん』シリーズを元にした映画作品の3作目も上映作品に。映画の一作目はこの映画祭で公開されましたが、ミカ・カウリスマキ監督が手がけた二作目は来ておらず、今回も、ミカ・カウリスマキがメガホンを取った作品という意味でも楽しみ。この小説、ユーモア部分がもしかしたら日本読者には伝わりにくいのかも…という心配はありますか、笑いの根っこは同じなんですよ。オムニバス版でも良いので、日本語版でお届けしたいです。

超フィンランドな作品は除いております。

UNIQLO✖️マリメッコ コラボ 2024 秋冬

クラハを聞きに来てくださっている方からメッセージで忘れてませんか?的に情報いただきました。そう、この秋もUNIQLO✖️マリメッココラボがあります。
ネットで買うか、実物を見てから買うか…
状況が許すのならば、実現を見てからが良いですよね。サイズとか、触ったときの感触とか、冬物は特に大切ですから。


今月は、初めてフィンランド語を学び始める、という方にもお目にかかり、『基本のき』を伝授する機会が多かったかも。

来月は、11月24日(日)朝8時からお届け予定です。

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