日曜朝からフィンランド#1
moi! フィンランドをもっと好きになる のお2人と3年間club houseで毎週日曜朝8時からお届けしていた「今週のフィン活について報告しあう30分」。157回目となった2024年3月最終日曜で終了。(当初のメンバーは4名)始めたきっかけがCOVID-19でどこも行けなくなっちゃったよね…何か、面白いことできないかな⁉だったので、そろそろお役目終了でもよいのかな⁉となっての終了でした。最終日、クラハのコメント欄には、常連さんたちからのいろいろなお言葉が。半ば自己満足的だよね…と毎回思っていたので、いただいたお言葉がとてもうれしかったのでした。クラハ内の「フィンランドをもっと好きになる」グループは残しておくので、その枠内で好きなことやってよいですよ…というmoiさんのお言葉もいただけたので、月に一回、勝手に配信しちゃお!と本日(2024年4月28日)「日曜朝からフィンランド」を30分間お届けしました。
記録を残すか残さないか…それが問題だ!?
後追いで遡って記録を作るのは、至難の業なので、どこまで続くかわかりませんが、線路は続くよどこまでも…いつかどこかで終着は迎えますし…その前に、停止線が入ってくる可能性もありますが、とりあえず(今日は、なぜだかダジャレがいっぱい頭の中に押し寄せます。)簡単にレポートです。
無事新年度開始
社会人に新年度という感覚があるのかないのか…多くの方にはあるのでしょうね。わたくしも無事新年度を迎えました。受け持たせたいただいているフィンランド語講座3つ。いずれも新年度も開講。緊急事態宣言が出てから開始となった「フィンランド語必須単語持久走1000」
は、これまでオンラインのみの開催でしたが、4月27日(土)に初めて対面授業で開催しました。常連さん以外にも初めましての方にもご参加いただき、対面だからこその良さが思う存分発揮される2時間を過ごすことができました。
思いがけずフィン活になったもの
moiさんにお届けした写真が「今日の一枚」に連続して採用されたこと。ありがとうございます…
展覧会いろいろ
その1) 北欧の神秘展 @SOMPO美術館
現在、SOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘」展の感想をお届けしました。とにかく、お勧め…2024年6月9日まで。
その後は、以下の美術館へ巡回の模様。
その2) フィンランド・グラスアート~輝きと彩のモダンデザイン~@兵庫陶芸美術館
2024年5月26日まで
その3) フィンランド・ライフスタイル展
ひろしま美術館(広島)で開催中。6月2日まで。
6月22日~8月18日 いわき市立美術館(福島)
展覧会の内容を見ると面白そうなので、いわき市まで出かけたいなと思案中。
気になるものいろいろ
デザイン可愛すぎ…でも、町に同じ服の人があふれるのかと思うと、購入するのはためらわれます。クラハ中もモデルさんが着ているからかわいいのか、自分に似合うのか…というコメントをいただきました。ご自分が選ぶ好きなものは、絶対に似合います!きっぱり!!断言いたします。
ムーミン・グラスウェアコレクション by ARABIA
これまでムーミンの食器でARABIAといえば、陶器でしたが、iittalaを作っている工場で、グラス製品がつくられているとか。とうとう日本にも上陸です。
こちらからは、フィンランド本国のWEBサイトに飛んでいただけます。iittalaには、素晴らしい職人さんのガラス作りの技術がありますから、このようなシルエットを生かした製品づくりが可能になるのだろうな、と想像しております。自分で使う用に買い求めるというよりも、贈り物向きなのかな…。
100枚レターブック ムーミンレターブック
パイインターナショナルさんには、100枚レターブックというシリーズがあります。一枚ずつ全部図柄の違う便箋100枚が一冊の本状態になっています。そのままお手紙にして出せるレターブック。過去にも「from 北欧」というものも出ていて、北欧と言いながら、デザインを提供しているのは、フィンランドゆかりの方ばかりだったり、スウェーデンのリサ・ラーションさんだけの1冊があったり、手紙書き好きにはたまらない一冊です。そして、この4月、シリーズに「ムーミン」が加わったようです。まだ実物を見ていませんが、まず、書店で実物チェックをしたいと思います。
SIMAの季節
5月1日は、VAPPU(ヴァップ・メーデー)。この日によく飲むSIMA(シマ)のレシピを一つご案内しました。
【レシピ】
水 2リットル
レモン 1個
砂糖 250g (できればブラウンシュガー)
イースト菌 水分量に合わせて適宜
干しブドウ
お水半分の量を沸騰 ⇒ 砂糖に加える
お砂糖が溶けたら、残りのお水を加える
レモン汁を入れる
イーストを水分量に合わせて入れる ⇒ 発酵を待つ
干しブドウを入れる(レモンの輪切りを入れるのもお勧め)
発酵したら冷蔵庫へ。発酵ドリンクのため、がぶ飲みすると、お腹が膨れてたいへんになります。
翻訳本『エジプト人シヌヘ』みずいろブックス
フィンランド文学について語るとき、民族叙事詩『カレワラ』とともに必ず挙げられるのが、ミカ・ヴァルタリ作の『エジプト人シヌへ』。翻訳者は、セルボ貴子さん。毎週お届けしていた今週のフィン活報告の中でもたびたび話題に上がっていましたが、この度、無事店頭に並びました。
なぜ、私が自分事のような宣伝をするかというと、編集の一員として関わらせていただいたから。書き手はフィンランド人ですが、古代エジプトを時代背景に、自分の出生が謎に包まれているシヌへが、長じて医者になり、人生終盤に回顧録を書き留める、というスタイルの小説です。王室の医者という立場を追われ、隣国を旅しながら自分探しをする旅の記録なのかもしれません。当時の人々にとっての神という存在。死生観。なにより生きることへの向き合い方などが今とは相当違うとを感じますし、戦の場面もあり、冒険的要素もたっぷり。
とにかく装丁が素晴らしいので、お手元にずっと置いて愛でていただきたい作品です。
お近くにエジプト好きの方、外国文学好きの方がおられましたらぜひ、おすすめください。
思わず「1回目の…」などと口走りましたが、月一ペースでお耳にかかりたいと思います。