ポケモン・バイオレットの感想02
昔、どれほどポケモンにはまったのか。
明日の宿題を忘れ、塾をサボり、ピアノのレッスンをサボり、放課後、友達と遊び明け暮れた日々。
そして、当たり前のように覚えているポケモンの進化論。
進化はだいたい23〜29レベルの間。
御三家ポケモンの最初の進化は16レベル前後。
石で進化するタイプもいた。手にとるように覚えている。
そしてイーブイ一家も忘れていない。あいつらはなつき度と昼夜のタイミングで進化するポケモンが違う。
覚えている。覚えているぞ。
まだまだ私だって、私だって……今の世代のポケモンについていけるはずだ。
そう軽く思って育てていると、今回のSVではポケモンがなかなか進化しない。
何故だ。何故だ。
もしや、20レベルや30レベルそこらじゃ上がらなくなっているのか?
額を汗が伝う。
本作で初めて見たポケモン、パモ。この子は私の目論見通り進化系のパモットにレベルアップで進化した。しかし、この子にはもう一つ進化があるらしい。
一緒に旅をしていればそのうちレベルもあがって進化もするじゃろ。そんな風に思いながら私は今日も旅をしていた。
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発売前から話題のナンジャモに会ってきた!
この子は実は男の子なんじゃないのか!?
事前情報公開後のSNSでは、ナンジャモというキャラクターで大盛りあがりした。
パステルブルー×パステルピンクで染められたキュートな髪に、これまたパステルカラーのコイルの髪飾りが最先端ファッションをいっている。
ぐいっと広がった襟の広いお洋服(彼シャツ着ました的な)を着飾り。流行りという流行りを身にまとったそのキャラは中性的で、ファン達の間では男の娘説が解かれていた。
いいんだ、例えどっちだったとしても、心の目に従え。そうやって強く生きようじゃないか。
そんなことを思いつつ彼(彼女)に対峙してきた私。マップに書かれたナンジャモの説明によると、ナンジャモはいわゆるYouTuberのような存在で、勝負の勝敗よりも配信の盛り上がりの方が大事とのこと。
とんでもない現代っ子なジムリーダーが現れたわけだ。
ジムリーダーへの挑戦資格を頂いた私は、しかし、ちょっと待てよと立ち止まった。
待て、落ち着け私。
YouTuberの番組に出演することになったんだぞ。
今のままでいいのか。
いいわけないよな?
気がつけば私は、テーブルシティ(アカデミーのある都市)に戻っていた。
駆け込んだのはそう、美容室。
オシャレをせねばならぬ。
少しだけ髪の色を変えて、映えてから。
それからジムリーダーに挑戦してからでも遅くはないはずだ。映え重視のナンジャモだってそれの方が喜ぶに違いない。
髪の色を少しだけ大人っぽくして、メイクやコンタクトもチェンジ。
髪型チェンジはお金がかかるけど、メイクやコンタクトはなんとなんと無料でできちゃうので、いつでもどこでも気分で変えられちゃうのがイイ。最高だ。ありがとう任天堂様。
ボルドーの口紅に合わせて髪も暗めに。
よし。これで身支度よし。
あわよくばこのままレベルも上がってパモットも進化してくれるのではないか、などと棚ぼたな期待もしつつ、私はナンジャモに戦いを挑んだ。
白熱したバトルの後は記念撮影も欠かさず。
ナンジャモポーズ(?)を一緒に構え、記念の一枚。
もう、ナンジャモってどんな子なのかなって思ったけど、フォロワー稼ぎたい&盛り上がるの大好き&人生楽しんじゃお♡みたいな子で、ここまで潔いと逆にかわいさしか残らんな、みたいなタイプの子でした。いいぞナンジャモ、もっとやれ。
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さて、冒頭お話したパモットですが、ナンジャモとの楽しい配信バトルを終えても進化しませんでした。
なんでだ。なんでなんだ。
レベルが上がるごとに焦らされるこの気持ち、もはや抑えられるものではない。
よし、いまだ。行け、攻略サイト!!
見ました。
そこにはこう書いてありました。
まさか……昔の常識が何一つ通じない進化、だと?
かつて、ゲームボーイカラー、そしてゲームボーイアドバンスの時代を駆け抜けてきた我々にとってイーブイからエーフィ&ブラッキーへ進化するあれがどれだけ画期的だったことか。
それが今や、なんという……。
実に新しい。こんなこと一つで時代の風を真正面から浴びたような気持ちになるのでした。
進化は昔のようなレベル上げだけじゃなくて、もっと幅広い条件があるようなのでちゃんと攻略見ながらやろうかなと思いました。
つづく。(かもしれない)
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