25.バランス力
その昔、友人のトレーナーさんがアメリカの資格更新のために東京に来た際に、一緒にトレーニングしながら動きを見てもらったことがある。なんとも幸せな瞬間だったことか。やっぱり習うっていいなぁと思って、体のバランスが素晴らしい人という話になった。まぁ運動していれば、誰しも、あの人のこの動きすご〜い!どうやっているんだろう。話の延長でマニアック同士、シルビーギエムさんのボレロが凄いという話になり、カプリチョーザで大盛り上がりしたのが…15年くらい前
バレリーナが爪先立ちで様々な踊りを披露してるのを見て、一体どのような感じなのだろうか?と毎朝の歯磨きを両足爪先立ちで行ったことがあるが、ふくらはぎに力を入れると全くじっとしていられないし、足を攣るしで、対してお尻やお腹にうまく力が入ると、あれよあれよとずっと立ち続けられる。疲れもせず不思議なものだ。
鏡の前でちょっと真似っこ…あー胸が動ききらん…
最近は便利なものでYouTubeで惜しげもなくバレエのご指導が受けられるので、時々バーレッスンを自宅で行なっているが、なるほど、姿勢や体を動かすには定位置というものがあると判る。
ラテンダンスのムーブメント
バレエのバーレッスン
など、ローリングに役立つものはどの世界でも使うようだ。
水泳においてのバランスは陸で立っている場合の足裏のように一点ではない。水面という「面」に対してどうやって触れていくか?なのだ。
例えば手をパーにして水を抑えることと、グーでは感じが違うように、広いと浮きやすい、狭いと浮くけど難しいだ。
グラグラしても水と接する面が広ければ、踏ん張ったりズレても範囲が広く多少外れていてもリカバリーできる。
狭いときちんと力が加えられていれば、ブレないがちょっとずれると崩れてリカバリーしずらい。
それから、体幹部で踏ん張るとかお腹に力を入れるなどが一般的に説明されるが、
体幹部の端っこを意識すると良い。
腕なら脇をすこーし締める。
肩と考えるならば少し背中を寄せて引っ込める。
首ならば軽く顎を引いて首の後ろを伸ばす。
脚については、太ももに力が入りやすいので、足の根っこである、みぞおちふきんを軽く腹筋するように引っ込めると良い。
その力を入れたり抜いたりを繰り返し、「いい加減」を探そう。力をうっすらと入れるけれど、完全に抜くのはダメ。入れすぎは疲れるし沈む。
運動面という言葉をご存知だろうか?
縦に右左を分ける…矢状面
背中とお腹で分ける魚でいう三枚おろし…前額面
上半身と下半身で分ける…水平面
この面を回転どのように動かしているのか理解ができると
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?