天才万博二次会で『えんとつ町のプペル』を歌わせて頂きました
2023年12月27日。
天才万博二次会で『えんとつ町のプペル』を歌わせて頂きました。
胸に刻んだその時の景色を。
少しでも多くの方に届く事を願って、綴ろうと思いました。
私がステージで見た世界。
それは、愛の溢れる優しい世界でした。
天才万博とは
毎年12月26日〜12月30日まで開催される、ホームレス小谷さん(スナック五反田Candy)が主催する音楽フェスです。
一言で言えば、『忘年会』。
西野亮廣さんの描く『えんとつ町』に出てくるような世界観で会場(東京キネマ倶楽部/最寄り∶鶯谷駅)は彩られます。
提灯が足繁く飾られ、赤色のライトで照らされ。
どこか懐かしい、それでもって斬新な雰囲気。
私は、3年前から参加しているのですが、初めて訪れた際に天才万博の楽しさに魅了され、例年全日参加しています。
初めて参加した時は、ひとりぼっちでしたが、会場で沢山の友達が出来、また翌年天才万博で会う約束をし。
沢山の友達と天才万博が『待ち合わせ場所』となっています。
えんとつ町のカラオケ大会
天才万博には、プロの演者の出演が終わった後に、二次会があります。いわゆる『えんとつ町のカラオケ大会』。
歌いたい人が50000円出して、ステージに上がれるというものです。
毎年、この天才万博二次会で『えんとつ町のプペル』を歌わせて頂いていて、今回で3年目。
来年は、歌うことを一旦お休みすると決めていたので、悔いのないように、と覚悟を決めて挑みました。
夢を叶えられなかった過去は変えられる
小学2年生の頃、私には夢がありました。
それは、『歌手になること』。
だけども、病気を患い脳の手術を受け、記憶喪失になってしまったのです。
二十歳の頃でした。
声を失い、言葉も忘れ、ひらがなしか書けなくなってしまった、あの頃。
『歌手になること』を諦めるのは必然でした。
25歳の時に、母に連れて行ってもらったカラオケ。
歌うのは、実に5年振り。
音程がズレる・テンポが取れない・呂律が回らない、と散々な出来だったが、それでも、楽しかったです。
歌を歌うことが楽しかったのです。
それから徐々に、言葉も思い出し、話せるようになり、歌を歌うことを日課に。
あの頃とは比べ物にならない程、拙い歌で恥ずかしいけれど、四十代になった、今、夢を諦めたくないと思いました。
天才万博二次会のステージから見た景色は、私は一生忘れないことでしょう。
涙が出そうで、それと同時に緊張してしまったから、ステージ上で踊ったことは内緒にしていたけど、それくらい、私にとっては特別でした。
『えんとつ町のプペル』を歌う理由
2020年12月27日。
子供二人を連れて観に行った
『えんとつ町のプペル』。
その翌日に、私は離婚しました。
12年連れ添った夫と。
自己中心的な夫で、家庭を顧みず。
博打に女。散々でした。
そんな精神的虐待を受け続けた結婚生活。
独りで子供達を抱えながら、次の人生を歩むことに、中々踏み切れなかった、私。
だけど。
映画を観て、『自分の人生を諦めたくない』と、心の底から想い、背中を押されたのです。
『君がこれから歩むのは今の環境じゃないんだよ』と。
だから。
『えんとつ町のプペル』を観た12月27日には、特別な想入れがあります。
そして。
天才万博の二次会で。
エンディング主題歌の『えんとつ町のプペル』を、私は歌いたいと心の底から思いました。
だから。
私は、歌うを決意をしました。
『えんとつ町のプペル』を。今年も。
私の人生を変えてくれた
感謝の気持ちを込めて。
(Facebook投稿より抜粋)
えんとつ町のプペルへの想い
正に、『えんとつ町のプペル』が私の人生を変えてくれました。もし、出逢えてなかったら、ずっと心を閉ざしたまま、死んだように生きていたことだと言っても過言ではありません。
感謝の気持ちを伝えたくて。
天才万博二次会で『えんとつ町のプペル』を歌うことは、私にとって必然でした。
みんなの温かい歌声と声援
2023/12/27。
緊張のあまり、本番までお酒を飲み過ぎてしまい…歌う前のバンビーノさんからのインタビューでは、酔っ払い感満載の受答えを炸裂してしまった私。
「お酒は何杯飲まれてますか?」
「6杯です」
と、答えたものの、本当は10杯超え。
何故かサバを読みました。
イントロが始まり、異変を感じ。
音がいつもより速く聞こえたのです。
相当酔っ払っていた証拠です。
歌い出してからもそれは続き、気持ちが焦り、歌詞が飛んでしまい……
その瞬間。
会場にいた皆さんが一緒に歌って下さり。
「頑張れー!!」の歓声を頂き。
それが嬉し過ぎて、ありがたくて、感極まって
2番は出だしから嗚咽を漏らしてしまいました。
西野亮廣さん登場
涙でボロボロになった私を応援して下さるように。
『えんとつ町のプペル』の作者本人である、西野亮廣さんが登場して下さいました。
初めは、ビックリして涙が溢れてたのですが、
『えんとつ町の物語〜♫♪』の部分で、
ハッと目が醒めて。
最後までしっかり歌いきろう!!
そう、心に言い聞かせました。
会場の皆さんと西野さんと一緒に歌いあげた
『えんとつ町のプペル』。
正に、会場が一体となって、皆で熱唱しました。
幸せです。
まとめ
一生に一度の貴重な経験をしました。
皆さんと西野さんに本当に感謝しています。
ありがとうございます。
人生は色々あるし、上手くいかないことも多々あります。
一喜一憂しがちですが、どんな時にも笑顔を忘れず、感謝の気持ちを持ちながら、生きていきたいですね。
次回は、2025年12月27日に歌う予定です。
その時は、また『えんとつ町のプペル』を聴きに来て下さいね。
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