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シキシマ。

体を横たえたまま涙が止まらない事
1時間と少し。

重力に逆らえない状態で
ベッドの上で
死体のように動けない。

起きあがろうと試みるも
失敗するように
少し揺れて項垂れる。

「何をしているんだ私は」

もはや泣いている原因さえ思い出せない程
こういう日が始まる。

昼前に目覚め、朝食をかねた昼食を簡素に摂り
コーヒーを飲み、タバコを一本ゆっくり味わう。

そして思い出してカーテンを開けるように
悲しみにうちひしがれる。

そして力なく横たわり
暗くなるまで涙する

途中トイレには普通に起きる。

そんな生産性のな1日を
何度繰り返しているだろう。
終わりのない先の読めないこの為体に
情けなくも身を委ねるように
なすがまま、ほぼ思考も回らずにいた。

これ以上、積み重ねるのか。

誰からみても、聞いても
もちろん身近な信用する友人や
藁にもすがる思いで出向いた占い師でさえ
見事なまで、一斉に同じ結果を口にした。

「応援したら、それはぴー山さんを
 ハメようとしている人ですよ。」

彼・彼女達の出した、結果に納得がいかないわけでもない。
思い当たるフシも、今迄の経緯からも、
むしろ納得さえする結果だ。

計算の苦手な私自身、
同じ事を思い知り解っている筈の結果しか
待ってはいない。

それらを浅はかながら繰り返し
もう4年が経つ。

不倫の方が希望が持てる。
そんな不毛な恋に堕ちたのは
一生の不覚であり、黒歴史に他ならない。

立ち止まっては仕切り直し
また引き戻っては打ちひしがれる。
そんな堂々巡りな時間の無駄を
周りの応援や心壊される度に

もう二度と決心。すればする程
同じ場所に戻る自分に
落ち込みうなだれている。

自分が正しいとは思わない。
被害者だとも。
ただ自分のだらしのなさに、この歳ながら驚き
失望する一方なのだ。

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