【自作キーボード Charybdis Mini】 作業に着手
自作キーボードの作業の続きです。
前回でCorneの作業が完了したので、Charybdis Miniの方に手を付けます。
こちらはやるべき事が結構多いです。
とりあえずケースの印刷と表面処理までは終わっています。
マイコンの固定をどうする
ケースは出来ましたが、細かな作業が残っている状態です。具体的には以下の通り。
マイコンホルダー
スイッチ配線
TRRSケーブル
センサー基板
マイコンホルダーは、今回のMiniで新たに発生した課題です。
前回の4x6版とは違ってMiniのケースは密閉されておらずスカスカです。
なので、配線したマイコンをケース内に適当に転がしておく訳にはいきません。
本来の仕様のCharybdisであればPCBにマイコンをマウントして、PCBがケース内面に固定されます。
今回はPCBは無く、マイコンのサイズも形状も違うので一手間かけて対策が必要です。
TRRSの固定も必要
加えてTRRSのジャックも対策が必要です。
4x6版のCharybdisではケースの穴をリーマーで広げてジャックをネジ止めしていました。
しかしMiniのケースは各部がカットされており、穴周辺の強度が無さそうです。
穴径を広げると割れる可能性が高いので別の方法でジャックを固定します。
STLデータをFUSIONで加工する
幸いな事にCharybdisのケースに対応したMCUホルダーのSTLデータが公開されてましたので、これを使わせてもらいます。
ただしこのホルダーはマイコン部分はKB2040、つまりPromicro互換です。
RP2040-ZEROとはサイズと形状が合わず手直しが必要です。
FusionでSTLを開いてソリッドボディに変換して修正していきます。
全長と底面のIC部分の出っ張りを修正する必要があります。
リセットボタンについて
残念なことにマイコンに付いているリセットボタンは、基板の向きの関係上、底面からアクセスできません。
加えてRP2040-ZeroはPromicroやラズパイPICOと違いRUN/Resetピンが無いので、配線でリセットスイッチを伸ばすのも無理そうです。
ファームウェアの変更時には面倒ですが、ホルダーを外してボタンを押すか、QMKファームウェアで設定してブートモードに入る必要があります。(Bootmagic LiteとかQK_BOOTとか)
(次回へ続く)