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【A級アンプ Mini Aleph】 回路図の選定
A級アンプのビルドログの続きとなります。
前回はこちら。
回路図を決定する
公開されているMINI ALEPHの回路図には、いろいろとバリエーションがあります。
基本的な構成は変わりませんがコンデンサが追加されていたり、入力部分の抵抗が微妙に違っていたりします。
私の入手したPCBの回路も何かの回路図を元にしている筈です。
今回の製作にあたっては、Diyaudioの掲示板で活発に議論されていて、参考情報が得やすい回路図をベースにしてアンプを作って行きます。
見た限りでは、下記の図面が比較的議論されていたようです。
(とは言っても20年近く前に投稿されていた議論ですが。)
作者のハンドル名からBrianGT回路図と言われてるらしいです。
FETと抵抗を増やす事でAleph30にもなる設計です。
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C1の極性が誤記なので注意。
PCBの回路図と整合させる
一方で、入手したPCBの方は、対応する回路図が明示されていません。
基板をトレースしてみたところ、下記のものが似通っており、ベースとなっているようでした。
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2つの回路には少しずつ違いがあり、PCBにパターンが無い部品もあります。
空きスペースを使い、パターンをカットし、配置を変えて無理やり付けます。
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上段の可変抵抗(R13)と
下のフィルムコンデンサ(C5)
(次回へ続く)