見出し画像

自作キーボードCharybdis 右側の作業に着手する

右側のケースにマトリクス配線

左側のキーボードが落ち着いたので、右側も順次進めて行きます。

ケースの印刷、キースイッチ、
キーキャップを嵌めた状態でこのような状態です。

PETGの表面は印刷したままですが、表面処理の無い状態ではやはり汚いですね。気になってますが特に手をつけていません。

キーマトリクスの作業は左側と変わりません。同じように配線していきます。

マトリクス配線が終わった状態。
デュポンワイヤは未処理です。

トラックボール部分の着手

残りはトラックボールです。
まずはホルダー部分を作って行きます。
ボールはとりあえず手持ちの遊休品から使う事にします。雑品箱の中で熟成されたビンテージ品です。

Trackman Marble
ロゴがLogitechなので
1996年頃の生産品かな?

ボールのホルダーを作る

続いてボールのホルダーを3Dプリントしてベアリングを組み込んで行きます。

これはベアリング支持のホルダーです。
MR63ZZという型番でした。

とりあえず仕様通りにベアリング支持のホルダーを作って見たものの、ボールの滑りが今一つでした。
Aliexpressで安いベアリングを購入したのですが、もっと高精度なミネベアとかNTNのなら改善されるのかもしれません。

あと、ベアリング仕様のホルダーを3Dプリントする際に何回か破損してしまいました。サポート材の除去で力を入れるとボキッと。
フィラメントとプリンタの精度も影響しているでしょうが、注意が必要です。


最終的にボールの滑りが気に入らなかったので、結局ジルコニアセラミック球支持のホルダーに変更しました。
セラミック球はAliexpressで購入しました。


ジルコニアセラミック球 2.5mm


おまけ:トラックボール同窓会

余談となりますが、ベアリング支持のトラックボールと言えば57mmの大玉、ケンジントンのExpert Mouse5ですね。
セラミックやルビー球の点接触型の支持に対して、ベアリング支持は転がり始めの抵抗感が低く、大きく重い球ではアドバンテージがあるという意見がありました。

こちらも雑品箱から引っ張り出してきました。
比較すると玉の大きさが全く違いますね。
ベアリングもデカい。

一方で、荷重の低い34mm球では、支持部分が点接触となる方が全体的な操作感が良くなるようです。

実際に検証している事例もありますね。

久しぶりに古いトラックボールを引っ張り出してきたついでに支持球を比較してみます。
なお写真を撮る前にゴシゴシ拭いたのですが、それでも手垢っぽい物が写ってしまっているので綺麗好きな方はスルーしてください。

Expert Mouse7。こちらはルビー球
ロジ軍団
ロジクールは皆セラミック球です。


(次回へ続く)

いいなと思ったら応援しよう!